【函館スプリントS】3、4着争い…1センチ差　初芝で3着ドンアミティエ　丹内「洋芝以外でも大丈夫」

　サマースプリントシーズ第1戦のG3「函館スプリントS」は2番人気のカピリナ（牝4＝美浦・田島、父ダンカーク）が先に抜け出した武豊騎乗の3番人気ジューンブレア（牝4＝栗東・武英）をゴール前でとらえて鼻差で1着。重賞初制覇となった。2着ジューンブレアとの着差は5センチだった。

　同じ鼻差でも上位2頭以上に際どい争いとなったのが3、4着の攻防。芝初参戦の2頭が競り合い、10番人気ドンアミティエ（牡5＝栗東・今野）が7番人気インビンシブルパパ（牡4＝美浦・伊藤大）に競り勝った。JRAによると、その差は1センチとのこと。

　ドンアミティエに騎乗した丹内は「開幕週の馬場でよく頑張ってくれました。洋芝なら対応できると思っていたけど、この時計なら洋芝以外でも大丈夫」とコースレコード（勝ち時計1分6秒6）の高速決着に対応した走りを称え、インビンシブルパパに騎乗した横山武も「芝適性はありましたね。馬場が良かったし、この馬に合うペースで行けました。最後までよく頑張っているし、先々につながる内容です」と力走をねぎらった。