2025.05.07

スポニチアネックス

【京都新聞杯】ショウヘイ ダービーへ羽ばたけ「もう一段、上げて向かいたい」

 西のダービー最終便と呼ばれて久しい京都新聞杯にショウヘイが登場する。ドジャース・大谷翔平を連想させる馬名に加え、伯母に牝馬2冠ミッキークイーンがいる良血という大物候補。ダービー3勝の友道厩舎で鍛錬を積み、大舞台へ羽ばたく準備は整っている。

 4着に敗れた前走きさらぎ賞はメンバーレベルが高かった。1着サトノシャイニング(皐月賞5着)だけでなく、先着を許したリンクスティップ(桜花賞3着)、ランスオブカオス(チャーチルダウンズC1着)も世代屈指の実力馬。大江助手は「競馬を経験してモタれたりする面が出てきていた」と敗因を分析する。この中間は川田が2週連続で追い切りに騎乗。「競馬の癖を分かっている騎手と意見をすり合わせながら」悪癖を修正している。

 5年連続でダービーに管理馬を送り込んでいる名門がここから大舞台を目指す。「2戦目に勝った時の内容が良かったので、そこに近づけるようにもう一段、上げて向かいたい。体つきはまだまだ子供なので奇麗な馬場の方が走りやすいのでは」と同助手。願いが通じれば、週末は青天をつく会心のビッグフライが見られるかもしれない。