【香港・チャンピオンズM】地元伏兵レッドライオンV!日本から参戦ガイアフォースは直線伸び切れず9着

　チャンピオンズマイルは地元勢が上位を占めたが波乱の決着。逃げた伏兵レッドライオン（セン6＝サイズ）がしぶとく粘り、断然人気ヴォイッジバブルとの追い比べに競り勝った。勝利にエスコートしたボウマンは「正直、言葉が出ません。まさか勝てるとは」と驚きを隠せない。「非常に安定した馬で、G1を勝つのにふさわしい馬です。昨年のこのレースは2着でしたが、調教師とチームに心から感謝しています。素晴らしいコンディションでしたし、馬場が少し湿っていたのも良かったと思います」と勝因を語った。なお、ゴール前で追い比べとなった2頭は接触するアクシデントがあり、ヴォイッジバブル陣営から異議申し立て。審議に20分以上を要したが到達順位通りに確定した。

　日本から唯一参戦したガイアフォース（牡6＝杉山晴）は直線伸び切れず9着に終わった。杉山晴師は「楽に好位を取れたので内容としては最高の競馬。4角の手応えからすると、直線は“あれ”という感じだった」とレースを回顧。「敗因は明確に雨を含んだこの馬場。“できれば良馬場の香港で走らせてあげたい”という競馬でしたね」と分析した。