【ジャパンC】シャフリヤール 世界を知る人馬の雄大フットワーク!坂路でしまい重点4F54秒7

 日本代表が熱い戦いを繰り広げるのはカタールだけじゃない。今週末、東京競馬場で行われる「第42回ジャパンC」(27日)は外国馬4頭を迎え、国際色あふれる好カード。迎え撃つ日本馬の中心で構える昨年のダービー馬シャフリヤールは23日、栗東トレセンの坂路で追い切り、絶好の仕上がりを印象づけた。今年はドバイ、英国遠征を経験し、ひと皮むけた雰囲気。国内外のライバル撃破へ。日本のエースが存在感を示す。同レースは、24日に出走馬&枠順が決まる。

C・デムーロを背に坂路をプライムフェイズ(奥)と併せ馬で追い切るシャフリヤール

 闘志をみなぎらせた。シャフリヤールはC・デムーロがまたがり、開門直後にBコース(ダート)を半周してから坂路へ。先週と同じくプライムフェイズ(5歳3勝クラス)を1馬身追走でスタート。鞍上は初めて追い切りに騎乗したが、テンからピタリと折り合った。ラスト2F、内から馬体を併せるとグンと加速。強めに追われる僚馬とは対照的に終始、楽な手応えでゴールへ。しまい重点の4F54秒7~1F12秒1で併入フィニッシュとなった。引き揚げてきたC・デムーロは「ラスト1Fを伸ばす形。前走より(気持ちが)前向きで元気。状態はいいと思います」と笑みを浮かべた。

 昨年の日本ダービー馬として今年の上半期は海外G1に狙いを定めた。3月のドバイシーマクラシックでは昨年BCターフを制した英国の実力馬ユビアーを退け、首差で勝利。いったん帰国後、再び海を渡って英国へ。6月に伝統のロイヤルアスコット開催、プリンスオブウェールズSに出走。タフなコース形態にてこずり4着に敗れたものの、それもいい経験になった。帰国後は放牧で英気を養い、ここを秋の目標に掲げて始動。前走の天皇賞・秋(5着)で休み明けを叩き、予定通り中3週で参戦する。

 誰もが気になるのが1回使ったことによる上昇度。この日の時計自体は強調するほどではなくても軽く仕掛けてからの反応、身のこなしの力強さは格段にアップした。陣営のイメージ通り上昇カーブを描いているようだ。藤原師は「凄く順調に来ている。ひと叩きしたことで気持ち、体力、筋肉の面など全てにおいて上向き。レースでクリスチャンに自信を持って乗ってもらうために追い切りに騎乗してもらったが満足してくれたと思います」と力を込めた。

 同年のドバイシーマクラシックの勝ち馬が勝てば200万ドル(約2億8000万円)のボーナス(褒賞金)がつく。「賞金が高いレースを狙っていくというモチベーションを持って仕事をしています」とストレートに意気込みを伝える。昨年このレースはコントレイル、オーソリティと年長世代に先着され、3着に終わった。逆に今年は実績から日本の大将格とされる立場。「間違いなく去年より心技体は上向いています」とした上で「得意コースで目いっぱい走るイメージで調整してきた。期待に応えてくれると思います」と締めくくった。同じ東京でも天皇賞・秋から2F延長と条件は好転。昨年ダービーを獲った思い出の舞台で復権Vを成し遂げる。 

 《4歳秋のダービー馬15頭のうち5頭がV》グレード制が導入された84年以降、15頭のダービー馬が4歳秋にジャパンCに出走した。85年シンボリルドルフ、92年トウカイテイオー、99年スペシャルウィーク、06年ディープインパクト、21年コントレイルの5頭が勝利。この5頭のうち、シンボリルドルフ(前年3着)、スペシャルウィーク(同3着)、コントレイル(同2着)は2年連続で参戦していた。昨年3着のシャフリヤールにとって吉兆データだ。

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