2026.02.21

スポニチアネックス

【フェブラリーS】連覇を狙うコスタノヴァ 走り慣れた平均ペースなら力フルに発揮

 26年もG1は土曜付企画「展開王」にお任せあれ。数多くある予想ファクターの中から、展開面にスポットを当てて勝ち馬をあぶり出していく。今年のJRA・G1開幕戦「第43回フェブラリーS」は大阪本社の新谷尚太が担当。メンバー的に昨年と同様の平均ペースになると読み、連覇が懸かる“あの馬”を狙い撃つ。

コスタノヴァ

 過去10年を振り返ると、前半4F45秒8のハイペースだった18年はノンコノユメが4角13番手から差し切りV、翌19年は同48秒0のスローペースに持ち込んだインティが逃げ切った。ペースを読むのが馬券的中への近道となる。

 今年は確固たる逃げ馬が不在。ただ、昨年12月のチャンピオンズCで積極的に進めたシックスペンス、ダブルハートボンド、さらに前進気勢旺盛なナチュラルライズなどスピード豊かな先行馬がそろった。激しい競り合いはないが、平均的なペースで流れそう。

 この流れを最も好むのが連覇を狙うコスタノヴァだ。昨年は前半4F47秒2の平均ペースを4角5番手から抜け出してV。東京は7戦して6勝、2着1回と抜群の安定感を誇る。そのうちマイルだった5戦の前半4Fは46秒7~47秒5。走り慣れた平均ペースなら力をフルに発揮できる。

 同舞台の前走・武蔵野Sで“東京無敗”はストップしたが、スタートで5馬身近く出遅れながら2着まで追い上げた走りは圧巻だった。ルメールは「ゲートの中で寝ている感じ。普段、馬が出遅れる時はゲートの中でチャカチャカしているけど、コスタノヴァは違います。静か過ぎますから」とパートナーの性格を口にする。「ゲートの中は寝ている感じだけど、3コーナーからはよく起きているね」とエンジンが掛かれば最後はきっちり伸びてくる。

 課題克服へ、今回は初ブリンカーで臨む。レースに向けて集中力を高め、スタートさえ決まれば昨年の再現Vも可能だ。鞍上は「彼にとってはベストコース。勝った時はいつも5、6番手ぐらいにいますね。いいスタートをしたら、そういうポジションを取りたい」とVイメージを描いた。

 金曜に決まった馬番は12番。余談だが、近年のフェブラリーSは「3の倍数」の馬番(3、6、9、12、15)がVアイテムになっている。17年以降の近9回で、3の倍数の枠が8勝をマーク。昨年も9番枠から勝利をつかみ取った。吉兆枠がコパノリッキー(14&15年)、カフェファラオ(21&22年)に続く史上3頭目の連覇へ後押ししてくれる。