昨夜、船橋競馬場でおこなわれた交流重賞のJpn2・ダイオライト記念。先手必勝とばかりにアナザートゥルースとエルデュクラージュが馬体を接して先を急ぎ、3番手に上がって両馬を追うダノンファラオとは4コーナーで見た目には3馬身以上あったでしょうか?一旦突き放されかかったダノンファラオと川田将雅騎手は、ギブアップ寸前の状況に追い詰められてもう後がない絶体絶命のピンチに思えました。しかし直線に入るや、300mと地方にしては長めでも中央の感覚では短い直線でグイグイと一完歩ごとに差を詰め、残り50mを切ったあたりで一瞬にして斬り捨てました。ダート競馬では珍しい長丁場2400mで、これだけの瞬発力を目の当たりにできる機会は、そう滅多にあるものではありません。ダノンファラオのポテンシャルの高さ、奥の深さはさすがです。事態の深刻さにも慌てず騒がず落ち着いて馬を御した川田将雅騎手、その肝っ玉の坐り方もハンパではありません。

 

実は川田ジョッキー、今年は絶好調!勝利数の積み重ねは昨年ほどではありませんが、G1はまだこれからの芝レースでは、ラヴズオンリーユーとエリザベスタワーでG2を既に2勝しています。瞠目すべきはダートグレード競走(中央重賞+地方交流重賞)の凄まじいばかりの快進撃ぶり。ご存じのようにG3・根岸Sでレッドルゼルに重賞初制覇の栄光をもたらしてくれたのはほんの一例で、ここまで騎乗馬がいなかった一昨日の高知Jpn3黒船賞以外の全戦、トータルで9戦に騎乗してナント!【7-0-1-1】という驚異のハイアベレージを叩き出しています。勝率にして7割7分7厘!スリーセブンのフィーバーは、縁起も気分も最高にいいですね。

 

コロナ禍の影響で、検疫など海外遠征のハードルが様々な面で高くなっています。今月末に開催されるドバイワールドカップナイトのG1・ドバイゴールデンシャヒーンに出走するレッドルゼルも相棒・川田将雅騎手のエスコートが受けられない状況ですが、そこは10年前のドバイワールドCでヴィクトワールピサとともに東日本大震災の悲劇に打ちひしがれる国民を勇気づけた日の丸ワントゥーをトランセンドで実現した安田隆行厩舎。代打を務めるライアン・ムーア騎手とともに素晴らしい吉報を届けてくれると信じています。