レッドルゼルのドバイ遠征(ドバイゴールデンシャヒーン)が正式に決定しました。ライアン・ムーア騎手が手綱を執ってくれるようです。ルゼルをここまで導いてくれた川田将雅騎手との呼吸の合った人馬一体の走りも捨て難いのですが、当週から日本でも高松宮記念、大阪杯、桜花賞と連続してG1が開催される中、延々2週間の帰国検疫が義務付けられるコロナ禍のご時勢では、有力馬を多く抱える一流騎手に無理にはお願いできません。そもそもヨーロッパのクラシックシーズンは日本より1ヶ月見当は遅く開幕しますから、帰国検疫への対応にも少し余裕があるようです。現地を主戦場のひとつとしている外国人ジョッキーに鞍上を預けるのも止むを得ない決断でしょう。

 

クラブにとっては、当時まだG2だった2010年のアルマクトゥームチャレンジラウンド3 (翌年からG1昇格)で歴史的勝利を飾ったレッドディザイア以来のドバイ挑戦になります。安田隆行調教師や厩舎スタッフの皆さんにとっては、翌2011年のワールドCの大舞台でヴィクトワールピサと日本馬同士で演じた激闘の末に2着と惜敗したトランセンド以来の大きな忘れ物を取りに行く旅になります。

 

日本馬3頭を含めて、サウジアラビアからの転戦組が主導権を握りそうです。現地経験が豊富なウィリアム・ビュイック騎手を早くから確保したコパノキッキングは、サウジからの連勝を虎視眈々と狙っています。経験で言えばマテラスカイはサウジが2年連続2着、ドバイゴールデンシャヒーンも昨年2着で、もはや中東の顔と言っていいほどの存在感を示しています。ジャスティンも日本国内では2頭以上の実績を残しており、巻き返しがあって驚けないでしょう。ルゼルまで含めて日本勢はまったく互角の形勢でしょうか?

 

「赤・白星散・袖白一本輪」の勝負服に輝く星々が、果たしてメイダン競馬場の夜空遥かにドバイの星となって輝くのか?これから1ヶ月というもの、ワクワクドキドキが止まらない日々が楽しめそうです。