レッドベルジュールが本日10月17日付けで競走馬登録を抹消、
志半ばでの早すぎた引退は本当に残念ですが、今後は北海道の
アロースタッドで種牡馬として繋養され自らが果たせなかった
夢の続きを紡ぎ続けることを誓って第二の馬生と旅立ちます。
現役時代は不幸にも、喘鳴症という業病に苦しめられ、わずか
キャリア3戦で無念にも終止符を打たねばなりませんでしたが
京都G2デイリー杯2歳Sで片鱗をうかがわせたレースセンスの
良さと末脚の切れには、尋常ならざるものが光っていました。
今回、アローさんが白羽の矢立てたのは血の魅力もありそう。

父がディープインパクト、母はレッドファンタジアの血統には
測り知れない無限大の夢がいっぱいに詰まっていますが、反面
ライバルも多士済々、その種牡馬生活も楽ではないでしょう。
セールスポイントは、母の父アンブライドルズソング、祖母の
父にストームキャットを抱える血統構成で、この組み合わせは
三冠達成を有力視されるコントレイルと相似関係にあります。

日米のリーディングサイアー同士であるディープインパクトと
ストームキャットの相性の良さは余りにも有名ですが、母の父
にあたるアンブライドルズソングの爆発力・破壊力は凄まじく
彼が死没した年に生まれたアロゲートが、短期間に超高額賞金
レースを次々と固め打ちして世界の歴代賞金王の座に上り詰め
死して4年後にリーディングサイアーの金字塔に輝いています。
この爆発的な破壊力がコントレイルに傷痕一つない三冠街道を
走らせている原動力と考えられるでしょうし、その産駒たちを
躍動させる遺伝子の核として伝えられているのでしょう。

とは言えディープインパクト系が日本生産界に占める存在感は
死した後も並大抵ではありません。キズナを先頭に出世競争は
厳しさを増す一方です。中には遥か海を越えてディープ需要の
高いオーストラリア、ヨーロッパ、中東などに、生き残る道を
模索する馬も少なくありませんが、厳しさは同様でしょうね。

東サラとしては、レッドスパーダ、レッドファルクスに続いて
3頭目のスタッドインとなります。先輩たちは頑張っています。
レッドベルジュールは、皆さまの応援を糧に頑張ってくれると
思います。どうぞよろしくお願いします。