日本競馬の明日の盟主の座を巡ってディープインパクト帝国と
キングカメハメハ王朝の宿命の対決が続いています。
初代同士の対決は、これまでのところディープの圧勝でした。
リーディングサイアーの栄冠をはじめ通算勝利数、2歳戦成績、
重賞勝利数、クラシック制覇回数など様々な分野でディープが
絶対優位を保ち、キンカメが誇れるのはダートくらいでした。
と言っても、ディープが優秀で、キンカメが劣ったのではなく
ともに時代の先端を走る非凡なスーパーサイアーでありながら
ディープの傑出ぶりが規格外だったということに過ぎません。

さて、宿命の戦いも仔や孫の世代が競う群雄割拠の第二章へと
大きく舞台を移します。
ところが新たな展開は様相を一変させました。ご承知のように
キンカメ王朝の先駆ルーラーシップやロードカナロアの働きが
大きくモノを言って、ディープ帝国をしのぐ活躍を見せます。
さらに、後に続く今年の新種牡馬陣は、高いレベルで粒揃いと
もっぱらの前評判でした。
いざ新馬戦が始まってみると、前評判に狂いは見られません。

ドゥラメンテは新種牡馬チャンピオン大本命に挙げられます。
母アドマイヤグルーヴからエアグルーヴ、ダイナカールへ遡る
3代連続のG1ホース牝系の出で、自身を含めると十大競走該当
G1を4代連続制覇中と、現代日本競馬を象徴する名血統です。
この名実ともに横綱級の新進種牡馬には、284頭と市場最多の
繁殖牝馬が押し寄せ190頭近くが競走馬登録を済ませました。
質量ともにハイレベルの産駒からも、新種牡馬チャンピオンは
当確と噂されるのは当然でしょうね。重箱の隅をつつくような
話ですが、母父サンデーサイレンスとSSがやや近すぎるゆえに
牝馬を選ぶ点はありますが、それも致命的ではないでしょう。
猛ダッシュというほどではなかったのですが、7月に入る頃から
順調に勝ち星を積み上げ、いつの間にかJRA2歳リーディングを
キズナと争い、地方も含めるとトップの座に。新種牡馬として
余裕でチャンピオンへの王道を走っています。今後もよほどの
起きない限り、このまま独走を続けていきそうです。

リオンディーズは、ご存じ新進種牡馬エピファネイアの半弟。
父シンボリクリスエスからキングカメハメハに代わったことで
マイラー寄りとの前評判でしたが、産駒のピンクカメハメハは
1800mで味のある競馬を披露して先の楽しみを広げています。
ホッコータルマエはJRA未勝利ですが、地方では既に7勝を上げ
ダート競馬なら、さすがにコンスタントな走りを見せています。
ラブリーデイは自身無論、父キンカメ、母ポッコーンジャズと
金子真人さんの愛馬で、産駒も母系が金子ブランドで固められ
「3代遡っても金子馬」と生っ粋の江戸っ子並みの希少性です。
思っていたよりも走るナ!ラブリーデイへの本音の感想です。
現1歳の東サラ募集馬マーブルケーキ19はセレクトで購買した
キンカメ産駒ですが、出自としては、似たような経緯を辿って
祖母シラユキヒメは白毛ホースの元祖馬!マーブルケーキ19は
鹿毛に出たのがちょっと残念のような‥‥。少し、ご注目を。

キングカメハメハは、サイアー(種牡馬)としてのみならず、
サイアーオブサイアーズ(種牡馬の父)としても超優秀であり
ブルードメアサイアー(母の父)として主にSS系とのコンビで
飛び抜けて優秀な成績を記録しています。この流れを背景にし
キンカメ王朝の勢いが増す中、ディープ帝国は2年目を迎えた
キズナが孤軍奮闘!サイアーとしての有能さは、既に満点下に
知れ渡っており、後は一日も早い悲願のクラシック制覇を成し
遂げるのが喫緊のミッション!ディープ帝国、キンカメ王朝の
最終決戦は、まだずっと先のことになりそうです。