土曜京都の重賞・葵Sは、キズナがワントゥーで決着しました。

これで産駒の重賞勝ちは通算7勝目!コンスタントに星を重ねる

安定ぶりは、ハイレベルな新種牡馬軍団でも際立っています。

さらに、キズナ自身はワールドクラスの名門・社台スタリオン

ステーションに繋養されていますが、ここまでの重賞勝ち馬は

ノースヒルズの3頭を初め、すべてが日高の生産馬というのも

嬉しいニュースとして、ホースマンの心を和ませています。

 

葵Sを逃げ切ったビアンフェはG3函館2歳Sで父に重賞初勝利を

贈り届けた名スプリンターの卵。牝馬のマルターズディオサは

G2チューリップ賞を勝ち、G1阪神ジュベナイルフィリーズで

2着してマイル適性を証明。ディープボンドはG2京都新聞杯を

差し切り、ステイヤーの風格を漂わせます。キメラヴェリテは

交流Jpn3北海道2歳優駿でダート適性に一発回答しています。

悪く言えば、曖昧模糊として取り止めもない印象もありますが

良く言えば、多彩多様な可能性の宝庫ということになります。

父や祖父同様に、万能の大種牡馬へと成長するのでしょうか?

 

しかしスケールという物差しでは、まだまだかもしれません。

祖父サンデーサイレンスは、初年度産駒から天才フジキセキが

いきなり2歳時に朝日杯フューチュリティSでG1初勝利を飾ると

そのフジキセキが引退後の皐月賞をジェニュイン、ダービーは

タヤスツヨシが、ダンスパートナーはオークスを勝ちました。

父ディープインパクトはマルセリーナが桜花賞で初クラシック

リアルインパクトは古馬に混じって安田記念を制しています。

 

サンデーの規格外の爆走に一歩譲りますが、2世代目が大爆発!

ジェンティルドンナは牝馬三冠とジャパンCをまとめて制圧し

ダービーではディープブリランテが世代の頂点に立ちました。

海外生まれのビューティーパーラーによる仏1000ギニー制覇!

レッドキングダムが中山大障害と、サンデーがなし得なかった

金字塔を樹立しています。スピルバーグ、ヴィルシーナなどは

古馬になって充実するなど多彩なタレント揃いの世代でした。

振り返れば、神懸りな蹄跡です。偉大さすらを超越した血統の

「後継馬」などと、簡単に口にするのが怖くなるほどです。

 

初年度産駒からG1馬、とりわけクラシック馬を輩出するような

種牡馬は大物に育つと言われます。サンデー、ディープ親子も

そうですし、海外ではガリレオ、ドバウィ、シャマルダルなど

一時代を築いた大種牡馬はみんな、その道を歩んで来ました。

キズナがその偉大なる序列に加われるのか?楽しみです。