土曜京都のG3平安Sは、最重量59キロの酷量にも覚悟を決め、

まだ未勝利と実績の乏しい左回りに対し、ここまで7-2-1-0と

得意にしている右回りに狙いを絞り切ったオメガパフュームが

地力の違いを見せつけて、パーフェクトな勝利を飾りました。

回りの違いで、これほどパフォーマンスに違いが出るものか!

まるでマジックを見せられた、狐に摘まれたような気分です。

 

これで胸を張って、自分の庭にようにしている大井2000mの

帝王賞に向かいます。なにしろ大井2000mは4戦3勝2着1回と

ほぼパーフェクト!中身も秀逸でG1東京大賞典を連覇、Jpn1

帝王賞と最高峰レースを3勝しています。たった一度の敗戦も、

怪物ルヴァンスレーヴに屈したJpn1ジャパンダートダービーで

何ら恥じるところはありません。ルヴァンスも出走する今年の

帝王賞、大きく成長している今なら雪辱も夢ではありません。

 

父スウェプトオーヴァーボードからエンドスウィープ、そして

先日亡くなったフォーティナイナーへと遡る貴重な血脈です。

母の父がゴールドアリュールでスウェプトオーヴァーボードは

種牡馬入りしたスプリント王者レッドファルクスもそうですが

サンデーサイレンス系と好相性なのもセールスポイントです。

父系三代は既に鬼籍に入り、芝・ダート、短距離・中長距離と

多様なDNAを伝えるフォーティナイナー系の継承が使命です。

 

平安Sでは2着にも右回り専用のヴェンジェンスが入りました。

カジノドライヴ初年度産駒ですが、この血統は徐々に力を付け

高齢になっても衰えを見せません。湿り加減の馬場で父譲りの

スピードを全開させる傾向を個性とし、この日も馬場次第では

ジャイアントキリング(大物喰い)の機会もあったはず?

 

3着ゴールドドリームは、東京コース得意のサウスポーの趣き。

オメガより1キロ軽い58キロでしたが、ゴール前は翔ぶように

駆けるライバルとは逆に、その走りは苦しげにも見えました。

コースの影響なのか?不透明な状況下で、サウジからドバイを

転々とせざるを得なかった、目に見えない疲れがあったのか?

いずれにしろ父の大種牡馬ゴールドアリュールも、現2歳馬の

4頭だけがラストクロップで後継のミッションが待っています。

もう一花咲かせて欲しいのはファンだけではないでしょう。