ディープインパクト系を中心に日本産馬・調教馬の海外進出が
目立つ昨今ですが、先日も父ネオユニヴァースのディープ半弟
モンドシャルナがモロッコで種牡馬入りしたというニュースが
届けられました。日本の角居勝彦厩舎と中内田充正厩舎で走り
フランスの清水裕夫厩舎に転厩して、ラストランは短期免許で
来日中の人気者ミカエル・ミッシェル騎手を鞍上に迎え重賞に
挑戦しています。血統も含めて楽しませてくれる馬でした。

モロッコの競馬について、不勉強のせいで詳しくないのですが
地中海文化とアラブ世界を繋ぐ要衝の地に位置して映画などで
有名になったカサブランカなどの豊富な世界遺産群を活用して
「観光立国」を目指しており、いずれは世界にアピールできる
ビッグレースが開催されることもありそうです。

海外進出といえば、先週末にニュージーランドの名物長距離戦
G1オークランドC を勝ったロジャーザットは海外進出種牡馬の
パイオニア・懐かしいシンコウキング産駒でした。
英ダービー馬ドクターデヴィアスの半弟という良血馬でしたが
ノーザンダンサー2X3の強烈なクロス持ちで常識に掛かり難い
面もあったようですが、藤沢和雄調教師と岡部幸雄騎手の熟達
コンビに辛抱強く育てられ7歳時に高松宮杯(現高松宮記念)で
G1制覇を成し遂げています。

父がサドラーズウェルズ全弟でニュージーランドで評価が高い
フェアリーキングでもあって日本と比較にならない人気を呼び
産駒からクラシック馬を次々と輩出して功なり名を遂げます。
シンコウキングは気性的にスプリンターとして活躍しましたが
産駒は中距離から長距離で真価を発揮する馬が多いようです。

ロジャーザットは父と同じ7歳時で重賞初勝利がG1というのも
瓜二つです。8年前に死没したラストクロップですから、多分
シンコウキング最後のG1馬になるのでしょうか?
ロジャーザットは、母の父も日本調教馬のヤマニンバイタルで
まさに「日本育ち血統」の海外雄飛のお手本のような馬です。
世界のあちこちで日本育ちが暴れ回るのも楽しき哉、ですね。