ロイヤルブルーの勝負服が世界中で勝利の歓喜を舞続けます。
シーズンオフ中のヨーロッパを除けばドバイ、オーストラリア
アメリカ、そして日本を中心に、今季すでに124勝をマークし
絶好調を誇っています。明日土曜はドバイでワールドCデーの
前哨戦シリーズ最大のクライマックス「スーパーサタデー」が
行われますから、待望のG1を含めて勝ち鞍を量産しそうです。

日本のゴドルフィンも上げ潮に乗っており、全世界124勝中に
占める比率は20%強の25勝をJRAでのレースで稼いでいます。
全馬主の中でもトップを走る勝利数でリーディングオーナーの
栄光も夢ではない驚異的実績です。今週も土曜の東西メインで
京都のG2チューリップ賞に新潟2歳S覇者ウーマンズハートが、
中山のG3オーシャンSにタワーオブロンドン、ティーハーフが
スタンバイしています。中でもスプリンターズSを貫禄勝ちし、
ゴドルフィンの先輩ファインニードルに続き、スプリント界の
新チャンピオンを襲名のタワーオブロンドンはモハメド殿下も
スーパーサタデーに劣らぬ大きな期待をかけているはずです。

問題はチャンピオンホースには付き物の重ハンデでしょうか?
今回の58キロはタワーにとって未征服の領域となっています。
強力なライバルになりそうなダノンプラチナとは57キロ同士の
スプリンターズSこそ半馬身+クビの差で勝ち切っていますが
キーンランドSで対戦して58キロを背負ったタワーは57キロの
スマッシュを追い込み切れず、4分の3馬身届きませんでした。
今回は58キロVS56キロの戦いになります。スプリンターズの
直線で少し窮屈になる場面もあったスマッシュに逆襲の条件が
揃ったと考えることも可能です。

しかし、高松宮記念でスプリントG1秋春連覇を目指す新王者は
さらに6月ロイヤルアスコットのG1ダイヤモンドジュビリーS、
または7月ニューマーケットのG1ジュライCと海外進出も視野に
今季のローテーションが組み立てられていろようです。
こうした夢をたっぷり織り込み、その実現を目指す長期に渡る
出走計画は、今や世界標準(スタンダード)となっています。
さすがは「世界の藤沢」と改めて感嘆させられます。

アスコットであればホースマンとなったからには誰もが憧れる
エリザベス女王陛下ご自身から優勝記念のカップを賜る栄誉に
昨年のブルーポイントに続き2年連続でゴドルフィンホースが
浴することになります。ジュライCであれば日本調教馬として
アグネスワールド以来20年ぶり2頭目の大仕事を果たします。
どちらも魅力的な選択肢ですが、いずれにしろ圧倒的な強さを
誇る日本チャンピオンであることが海を渡る条件でしょうか?
タワーにもスマッシュにも負けられない一戦。無観客とは言え
見応えたっぷりの大熱戦を期待しても良さそうです。