一昔前まではミリオン=100万ドルが高額賞金の目安でした。
それも1着賞金ではなく、賞金総額でカウントされたものです。
それが96年にドバイワールドCが創設され、総賞金4ミリオン
=400万ドルと、当時の世界一高額賞金レースが誕生します。
伝説の名馬ドバイミレニアムが勝った2000年には600万ドル、
10年には1000万ドルと増額を重ね、世界一を守り続けました。

ところがモハメド殿下に、とんでもないチャレンジャー出現!
サンタアニタ、ガルフストリームなどの名門競馬場を経営する
ストロナックグループが、出走馬オーナーから1枠100万ドルの
出走料を募り総計1200万ドルを原資に優勝賞金1200万ドルと
前代未聞の破天荒なビジネスモデルを発明してモハメド殿下の
信念と誇りに挑戦する勇気ある試みがペガサスワールドCです。

競馬の発祥は馬主同士が金を出し合い(ステークス・マネー)
勝った方が総取りする仕組みから始まったと言われています。
ストロナックのビジネスモデルも、ここを原点に考案構築され
現代風にアンビリーバボーな規模に膨らましたとも言えます。
「ドバイワールドCは全てにおいて世界一であらねばならぬ」
という信念を燃やし続けるモハメド殿下は年々減額傾向にある
ペガサスとは対照的に直ちに賞金増額に踏み切り1200万ドルと
高額賞金世界一の誇りを奪回します。

そして来週末、サウジアラビアで賞金総額が実に2000万ドル!
優勝賞金1000万ドル≒11億円と夢のようなサウジCが開催され
日本からクリソベリルとゴールドドリーム両馬が参戦します。
モハメド殿下は、これに負けじと来年は、ドバイワールドCの
賞金をさらにアップさせるのでしょうか?
レースのブランド化が一層難しい時代になっていくようです。
賞金だけではなく、あらゆる面からレースのブランド化を考え
それを着実に実行していくことが、世界の新潮流のようです。