先週土曜の阪神ダート新馬戦は、超新星サンライズラポールが 雄大なフットワークで軽々と先行すると直線で悠々と抜け出す 大物たっぷりのレースぶりで楽々と勝ち上がりを決めました。 新種牡馬コンスティテューションをお腹に入れて下河辺牧場に 輸入されたカラズマッチポイント(父カーリン)の持込み馬。 母国アメリカでも、いま大きな注目を浴びている旬の血です。 コンスティテューションはタピットの流れ、この系統の美点は 競馬場での成績も素晴らしいのですが、気配の良さや見映えの する馬体もセールスポイントの一つです。セリ大国アメリカで 産駒が次々と高額取引され生産者の信頼もウナギ登りの勢い! 種付け料が一時は30万ドル≒3000万円の世界一に高騰します。 サンライズラポールも一族の美質を受け継いでいるようです。 コンスティテューションは目下、新種牡馬リーディング首位の 座をアメリカンファラオと激しく争って注目を集めています。 現時点では、走るには走るが全体にやや小粒なイメージもある アメリカンファラオに対し、こちらは大物が多いと評判です。 気の早い話ですが、ケンタッキーダービーのブックメーカーの オッズはインディペンデンスホールとティズザロウが1番人気に 並んで支持され、両雄ともにコンティテューション産駒です。 「ロード・トゥ・ザ・ケンタッキーダービー」は遥かな彼方に 今は霞んでしか見えませんが、そこに続く険しい道を乗り越え 「コンスティテューション第三の矢」にサンライズラポールが 名乗りをあげる日が果たして、やって来るのでしょうか?