今週日曜の現2歳世代初のG1・阪神ジュベナイルフィリーズで
スケール豊かな競馬っぷりが魅力のディープ娘リアアメリアと
人気を二分するはずのウーマンズハートは、末脚自慢のハーツ
クライらしく上がり32秒台でゴールを切り裂くキレッキレ娘!
実はこの馬、世界で今もっとも旬の血脈かもしれません。

父ハーツはスワーヴリチャードが先日のジャパンCを押し切り
このレースでも二強に割って入ろうかのクラヴァシュドールや
次週の朝日杯フューチュリティSでレッドベルジュールの前に
立ち塞がるサリオスなど今年の2歳世代からは大物候補を次々
送り出しポスト・ディープの筆頭格風存在感を示しています。
同じ父サンデーサイレンスで母系3代目にリファールを抱える
血統構成はディープと相似で後を託すには安心感があります。

ウーマンズハートの母父シャマルダルは、ストームキャット系
最大の大物ジャイアンツコーズウェイの系統、近年この父系は
世界中で大増殖しつつあります。
アメリカでは、ブリックアンドモルタルがBCターフを圧勝し、
5つのG1を含む7連勝で有終の美を飾りました。
圧倒的なダート大帝国アメリカには珍しく、芝馬にも関わらず
堂々エクリプス賞年度代表馬の最有力候補に上がっています。
来春から社台SSに繋養され種付け料600万円で供用されます。
この馬もディープ後の一角を占める大物の期待がかかります。
種付け料2000万円に跳ね上がった若大将・ロードカナロアの
ライバルに名乗りを上げそうです。

ヨーロッパのシャマルダルの動向は、何度かご紹介しましたが
日本のハーツ以上に、現2歳世代が驚異的な大ブレーク中!
フランケル2歳時を凌ぐレーティングを獲得したピナトゥボは
6戦6勝、アースライト5戦5勝、ヴィクタールドラム3戦3勝で
3頭合わせてG1を5勝という派手派手しさです。無事に行けば
欧州クラシックはシャマルダル一色に染め上げられそうです。

シャマルダルはゴドルフィンに重用され、モハメド殿下を始め
ハムダン殿下などファミリー専用のプライベート種牡馬として
大事にされていますがディープと同い年で年が明ければ18歳。
ハーツクライは1歳上のキングカメハメハ世代ですから19歳と、
それぞれ高齢真っ只中に差しかかります。
シャマルダルには既に初年度産駒ロペデヴェガが後継馬として
成功していますが、ハーツともども若くて活きの良い後継ぎが
待ち望まれているのも確かなようです。
その意味でも双方の2歳世代から目が離せない日々が続きます。