ことしの凱旋門賞は、エネイブル一色に染め上げられました。
ライバル陣営も、この稀代の怪物牝馬に深い尊敬と敬愛の念
を隠さず、一緒に走れることを至高の栄誉と考えている節さえ
感じられます。もちろん胸の奥ではジャイアントキリングの
野望の炎をひそかに燃やしているのでしょうが。
しかしエネイブルは広く知られているように、ここまで
14戦13勝と休み明けだった2戦目に不覚を取った以外は
連戦連勝、目下12連勝中と向かうところ敵なし!
前に行けて終いも切れる、後ろから攻めてもターゲットを
逃さない完全無欠のサラブレッドです。

昨日現在で出走馬は日本馬4頭を含めて12頭。
日本時間で今夕締め切られる追加登録で武豊騎手騎乗の
ソフトライトが加わる予定で最終的には13頭立てという
陣容になりそうです。ソフトライトは、仏ダービー以来の
トライアルG2ニエル賞を快勝した有力馬ソットサスと同じ
ジャン-クロード・ルジェ厩舎の管理馬で、まだ1勝馬の身
ながら重賞戦線で奮闘しているフランス版エタリオウといった
イメージの馬です。末脚の切れる馬で武豊騎手は直線勝負に
すべてを賭けるのでしょうか?

ブックメーカーオッズは、エネイブルが1倍台で断然の支持を
集めています。2番人気は今やクールモアのエース格にのし
上がったジャパンが7倍、差なく8倍のソットサスと斤量有利
な3歳勢が続きます。その後は12倍と少し離れますが、
バーデン大賞を14馬身と圧巻の大差で逃げ切り、鞍上の
ウィリアムビュイック騎手をして「アブソリュート・モンスター!」
(絶対怪物)と舌を巻かせたゴドルフィンの秘密兵器
ガイヤースが控えます。

日本勢はフィエールマン21倍、ブラストワンピース41倍、
キセキ67倍と伏兵扱いですが、メンバーを見渡せばこれも仕方が
ないでしょうね。フィエールマンは向こうでも大注目のディープ
インパクトの血とニューマーケット坂路でブラストをあおった
調教内容が評価されているのでしょうか?明日も引き続き
凱旋門賞話をしていきたいと思います。よろしくお願いします。