土曜の札幌新馬戦は今年も2歳戦で次々と勝ち星を伸ばす名門

藤沢和雄厩舎のフラットレーが良く躾けられて大人びたレース

ぶりで鮮やかに勝利のゴールを駆け抜けました。札幌開催では

毎週のように若駒が勝ち上がり、これでもう4頭目になります。

ダービー、オークスをダブル制覇したかと思ったら、憑き物が

落ちたような快進撃!クラシックの主役の座を固めています。

藤沢師はフラットレーの勝利でJRA通算1357勝目。歴代2位の

松山吉三郎師の記録に後1勝で並ぶところまで迫ってきました。

今週あたりに偉業達成の瞬間に立ち会えると嬉しいのですが。

 

フラットレーの完成度の高いレースぶりに比べて荒削りながら

2着を粘り通したマツカゼのポテンシャルの高さにも、ファンの

注目が集まりました。大種牡馬ダンチヒ晩年の傑作と言われる

ウォーフロントの輸入馬で日本では少し馴染みの薄い血ですが

ダンチヒ系らしいスピードと馬体の良さが売り物で、欧米では

非常に人気があります。名門クレイボーンファームに繋養され

種付料25万ドルは世界一のタピット30万ドルに次ぐ高額です。

 

エイダン・オブライエン厩舎を中心にヨーロッパで需要が多く

ガリレオの良血牝馬のお相手としてその価値を高めています。

スポットを浴びたのは一昨年、フェニックスS、ナショナルS、

デューハーストSと2歳G1を総ナメしたエアフォースブルーが

3歳になってバッタリと伸び悩み早熟血統かと疑われましたが

今季大活躍ローリーポリーのように3歳初夏を待って本格化!

古馬相手にG1を連勝して驚くべき成長力を見せる馬もいます。

その母ミスティフォーミーはガリレオ産駒でG1を4勝している

御大オブライエン師自慢の名牝!良血の連鎖が名馬を生み出す

クールモア一流の成功の方程式には目を見張らされるばかり!

 

やはりオブライエン厩舎所属のデクラレーションオブウォーは

マイルのクイーンアンS、10FのインターナショナルSを制覇し

ダートのBCクラシックではハナ+クビ差の3着とカテゴリーを

問わない汎用性の高さを見せて奥行きの深さを感じさせます。

アメリカでは芝、ダート、AWとコースを問わずG1馬を輩出の

万能一族!距離はマイル前後までに高い適性を示しています。

 

JRAではまだ3頭の出走しかなくマツカゼの2着が最長の成績で

勝ち馬は出ていませんが、サンプルが少な過ぎて、その評価は

少し先というか、このマツカゼの活躍次第かもしれませんね?

マツカゼの母ナイトラグーンからノヴェリストが出ています。

キングジョージをレコード勝ちしたスピードとスタミナ兼備の

傑出ステイヤーとして活躍した現役時代の印象も強烈でしたが

今年の新種牡馬として早い時期から勝ち馬を次々と送り出して

重厚なドイツ血統というイメージを、良い意味で裏切るような

日本適性の高さを発揮していますから、期待は膨らむばかり!

少なくとも2歳時のうちは、重賞戦線で暴れまくりそうです。