今週のレッド軍団はシュミノー・ウィークの趣きなりました。
土曜の樅の木賞アトゥ、日曜の元町Sライジェル、そして真打
朝日杯フューチュリティSのアンシェルが彼を鞍上に迎えます。
どれをとっても期待ばかりが膨らむ馬で、楽しみが一杯です。

ヴァンサン・シュミノー騎手は、今年23歳の若手ジョッキーで
まだ平地で乗り始めて3年ほどですから知名度も低いのですが
名門中の名門アンドレ・ファーブル厩舎生え抜きの期待の星!
ファーブル師は20年連続でフランスリーディングトレーナーの
座を独り占めにしてきた凄腕調教師で、ホースマンなら誰もが
夢に見る凱旋門賞はディープインパクトを破り栄誉を戴冠した
レールリンクをはじめ実に通算7勝の大記録を達成しています。

馬も育てれば人を成長させるのは名伯楽の常、この面でも師は
オリビエ・ペリエ、クリストフ・スミヨンといった伝説の名手
19歳で英ダービージョッキーとなったミカエル・バルザローナ
リーディング上位常連マキシム・ギュイヨンなど腕達者揃い!
今季275勝のヨーロッパ新記録を樹立したピエール・ブドーも
この厩舎で調教に乗ることからキャリアをスタートしました。
憧れのレジェンド級大物や新進気鋭の若手がしのぎを削る中で
勝利の以前に騎乗馬を確保するのも並大抵ではないでしょう。
彼はそうした過酷な競争を勝ち抜き、のし上がってきました。

障害から本格的に平地に転向した昨年さっそく、ニューベイで
フランスダービージョッキーの最高栄誉をモノにしています。
今季は厩舎自体が珍しくイマイチ不振だったのですがそれでも
ヴァダモスでマイルのムーランドロンシャン賞を勝ちました。
チャンスは生かしてこそチャンス!文字通り生き馬の目を抜く
競争にその身を置く彼は栄光の階段の上り方を知っています。
アンシェルには、またとない相棒が助っ人に現れたものです。

話は変わりますが、ファーブル厩舎には世界中の有名馬主から
三顧の礼を尽くし素晴らしい血統馬素質馬が送り込まれます。
アキヒロというディープインパクトの2歳馬もそんな一頭です。
2戦2勝でG3シェーヌ賞では凱旋門賞当日に行われる2歳王者戦
ジャンリュックラガルデール賞勝ちナショナルディフェンスを
負かしています。クラシック候補と大威張りで胸を張れます!

話題のフランケル産駒も英オークス馬ダンシングレインの娘!
ラストキングダムと馬名からして走りそうな牡馬など手駒豊富
これらは先輩格のギュイヨン、ブドーに先約があるようですが
シュミノーにいずれチャンスは回ってくるだろうと思います。
飛躍のきっかけを、レッドの馬たちで掴めると良いのですが。