今年のG1マイルチャンピオンシップは、“ポスト・モーリス”が

メインテーマとしてクローズアップされています。まだ現役で

ラストランとは言え、香港での大仕事を残しているモーリス

には失礼かもしれませんが、彼が現役を引退した後の

マイル界の行手を考えると後継候補が現れてほしいものです。

 

登録18頭の陣容は、3歳馬ロードクエストから8歳馬ダコールや

スノードラゴンまでバラエティに富んだ顔ぶれは混戦ムードが

いっぱいに漂い好配当必死で馬券的には興味がそそられます。

勢いが良いのはヤングマンパワーでしょうか。馬名はベタでも

分かりやすく威勢良く、その響きが心地よく伝わって来ます。

 

スニッツェルが、日本シャトル時代に残した産駒の一頭ですが

彼はオーストラリア名産デインヒル系のリダウツチョイス産駒

スプリント大国に生まれ育った、生っ粋のスピードランナーで

勝ち鞍的に1200mまでが限界でしたが、種牡馬デビューすると

産駒は多様性に富み、マイルのG1オーストラリアンギニーでは

シェイマスアワードとワンジナで2年連続制覇の快挙を成し遂げ

そのシェイマスは49.5キロの軽量ながらオーストラリア中距離

最高峰に聳える2040mのG1コックスプレートを勝っています。

種牡馬として一介のスプリンターというわけでもなさそうです。

 

ヤングマンは、母父サンデーサイレンス、祖母父ヌレイエフの

血統構成ですが、ほぼ似通った構成の父がリダウツチョイスで

母系にサンデーとヌレイエフ系のソヴィエトスターを配合した

フルーキーがマイル3勝を挙げ1800mのG3チャレンジC制覇!

けっこう距離への対応力がありそうな雰囲気が漂っています。

 

スプリンター血統は、そのスピードと仕上がりの早さを生かし

勝ち上がり率が高くてナンボ?という側面が付いて回ります。

スニッツェルは15/16年シーズンは2歳の勝ち上がりが30頭と

オーストラリアの歴代タイ記録を樹立して、大いに評判を高め

昇る勢いはピカイチ!今がこそ旬のサイアーと言えそうです。

偉大なモーリスの背中は遥か遠く感じられますが父仔ともども

無限の可能性を追い求める、固い意志と勢いを備えています。

ポスト・モーリスを満天下に宣言するチャンスを生かしたい!