レッドジャクソンのサイドストーリー


レッドジャクソン

3歳 美浦・宗像厩舎

レッドジャクソン

サイドストーリー

『“ストーンウォール”ジャクソン鉄壁のしのぎ切り』

まさに“ストーンウォール”(岩壁)、
どこまで行っても抜かせない固いしのぎでした。
南北戦争の英雄トーマス・ジャクソン将軍は、
兵力で圧倒する北軍の攻撃を最前線で直立不動のまま
真っ赤な炎のように燃え上がり指揮を取りつづけ、
味方を勇気づけ、遂に勝利に導いたと伝えられています。
“ストーンウォール・ジャクソン”の名が贈られたものです。

4月8日、中山2Rの未勝利戦(D1800m)のレッドジャクソン、
直線は1番人気のガンガンユコウゼとマッチレースでした。
逃げるジャクソン、追うガンガン、分は追う方にある?
でもジャクソンは抜かせません。
しのいで、しのいで、しのぎ切ったところがゴールでした。
まさに“ストーンウォール”、ジャクソン将軍の勇姿を
彷彿とさせる勇猛果敢な戦いぶりでした。

余裕を残して勝つに越したことはないのですが、
こうした厳しいレースもきっと成長の糧になるでしょう。
走破タイムの1分55秒1は同日の500万条件と同じ、
緩みのない厳しい流れを思えば価値は高いと思います。
上のクラスでも十分に通用すると考えていいでしょう。
大きく羽ばたいでくれるのではと期待が高まります。

父ストラヴィンスキーはヌレイエフ系のスプリンターでした。
英G1のジュライCとナンソープSを勝った一流馬です。
産駒はやはり短距離志向が強いようですが、
日本では持ち込みのコンゴウリキシオーが、
きさらぎ賞、金鯱賞など中距離で活躍しています。
マイラーズC、交流重賞カキツバタ記念も勝っていますから、
芝、ダートを問わず、距離への適応性も高い馬でした。
一枚上のスピードと能力を持っていたと思われます。

半兄ベビーネイル(父コロナドズクエスト)は現役の準オープン馬、
同じくゲンパチタキオン(父アグネスタキオン)は、
D2100mの準オープン金蹄賞を勝っています。
母系にはブライアンズタイム、アンバーシャダイと
パワフルな血が注ぎ込まれており、
配合や気性によってけっこう融通が効くタイプなのでしょう。

さて、“ストーンウォール”ジャクソン将軍、
鉄壁の守備で勇名を馳せましたが、チャンセラーズヴィルでは、
11万の北軍に2万8000の兵で奇襲攻撃をかけ、
圧倒的な勝利を収めています。
信長の桶狭間の戦いを連想させる見事な作戦で、
守るだけではなく攻めにも強い指揮官でした。
レッドジャクソン、今度はどんな競馬を見せてくれるでしょうか。