今夜は船橋でレッドアネモスが出走する交流G3・マリーンCがおこなわれますが、明日は同じ船橋で今年からS2に格上げされてかしわ記念の前哨戦となった京成盃グランドマイラーズ、明後日は名古屋で伝統の重賞・東海桜花賞と、地方競馬で重賞レースが目白押しです。

 

さて、第一弾のマリーンCといえば、13年にレッドクラウディアが交流重賞6戦6勝と当時の絶対女王に君臨していたメーデイアの2着に食い下がってレッド軍団の名を高めてくれた思い出深いレースです。アネモスは今回、初ダートということもあり人気の盲点になっているようですが、クラウディアから数えて8年目のリベンジへ。JRA重賞ウィナーの誇りを見せてくれるでしょう。

 

明日の京成盃グランドマイラーズにレッドの勝負服の姿はありませんが、生粋の南関東育ちカジノフォンテンが主役を張ります。G1馬だけに58キロの斤量を背負いますが、その実績と目下の勢いはダントツ。昨年暮れのG1・東京大賞典で前人未到の3連覇を成し遂げたオメガパフュームにクビ差と迫ってタップリの冷や汗をかかせ、次走のG1・川崎記念では逆に3馬身突き放して決定的なリベンジを果たしています。この2つのレースを見る限り、もはや地方という枠を超えて、JRA勢を含む“全国区の強豪”と胸を張れるのではないでしょうか。父カジノドライヴの初年度産駒は今年8歳になりましたが、7歳あたりで本格化し8歳でもバリバリ働く晩成傾向が顕著です。カジノフォンテンは明け5歳馬とまだ若く、これから実りの季節を迎えるはず。ゴールデンウィークの船橋競馬場の呼び物レースであるG1・かしわ記念の制覇を目指して、今回は同コース同距離での試走です。ここは不幸にして夭逝したカジノドライヴの貴重な後継馬への試金石になるでしょう。

 

東海桜花賞は、数々の「マル地の名馬」を送り出してきた東海公営の由緒ある名物レースで、かつては中京競馬場を借用して芝2000mで施行されていた時期もありました。芝の東海桜花賞を勝った馬から、有馬記念のヒカリデュール、オールカマーを圧勝しジャパンCでも見せ場をつくったジュサブローなどを輩出。あのオグリキャップもこのレースには出走していませんが、地方時代の2歳時に中京の芝コースで勝っており、既に芝適性を証明していました。

 

現在の東海桜花賞はコースが名古屋競馬場に固定され、距離も1400mに短縮。賞金は大幅に減額されて、全盛を謳歌したかつての面影はありません。しかし、東海地方の競馬好きにとって“特別な”レースであるという思いは消せません。レッドラウダがここに狙いを定めて遠征をかけます。ガーッと一気に突っ走ってしまう気性ゆえなのか?ここまでもどかしい競走馬生活が続いています。しかしそれでありながら、ここまで1億円以上を稼いでいますから褒めてあげていいでしょう。鞍上は“大駆け請負人”吉原寛人騎手。何とかもうひと花咲かせてくれると嬉しいのですが。