夏競馬もクライマックスに向かう昨日の札幌2Rダート1700mの

未勝利戦でキズナ産駒のプライムデイが、2着馬を大差も大差!

3秒1(推定20馬身近く)もの大差にちぎる圧勝を飾りました。

芝に比べてダートは差が付き易いと言われますが、これほどの

圧勝劇は滅多に見られません。

 

衝撃のデビュー劇は、2008年にカジノドライヴが京都ダートを

まったくの楽走で2秒3ちぎった新馬戦が天才馬降臨神話として

有名ですが、着差としては同期のサクセスブロッケンが福島で

今回と同じ3秒1差で走り抜けています。ブロッケンはここから

ダート戦4連勝、後にジャパンダートダービー、フェブラリーS

東京大賞典とビッグレースで勝負強さを存分に発揮しました。

カジノはわずか2走目に米遠征してG2ピーターパンSを圧勝!

日本調教馬としては、初の米ダート重賞制覇の偉業を成し遂げ

「天才馬」の威名を太平洋のコチラ側と向こうに轟かせます。

 

日本競馬のレベルが年々向上する成熟期だったのでしょうか?

翌世代からは今も語り草となっている「伝説の新馬戦」2着後

2秒1大差で鬱憤を晴らしたリーチザクラウンも名を連ねます。

大差で勝っても相手関係、馬場状態、展開などの影響も大きく

必ずしも出世するとは限りませんが、突出したポテンシャルを

いきなり発揮できるような馬は「タダモノ」ではありません。

 

プライムデイは、デビュー2走は芝短距離の1200m戦を使われ

追走に四苦八苦、見せ場がないままレースを終えていました。

ところがダート替わりで気配が一変!ポンと出てハナを奪うと

ルメール騎手との人馬一体ぶりにタダナラヌ気配が漂います。

母父ブライアンズタイムの血に注目される方も多いようですが

確かにキズナは半姉ファレノプシス、従兄ナリタブライアンが

ブライアンズタイムから出ており、相性の良さは疑えません。

また半兄サンデーブレイクはアメリカで走り前出カジノと同じ

G2ピーターパンSで、日本産馬として米ダート重賞を初制覇!

突出して優秀な牝系で、その分だけ実績が芝に偏りがちですが

ダート戦線でG1級の名馬名牝を輩出した可能性は高そうです。

 

さらにプライムデイには、ディープインパクト曽祖母で有名な

ハイクレア5X5の欧州血脈クロスが、濃密で豊富なスタミナを

ひそかにアシストしている可能性もありそうです。

偉大な父ディープインパクトとは一味違った魅力を伝えている

キズナ産駒の今後の活躍から目が離せそうにありません。