先週末、9月上旬に延期されたケンタッキーダービーに向けて
土曜のニューヨーク・ベルモントパーク競馬場では、本来なら
三冠最終関門として2400mで行われるベルモントSが、今年は
1800mに距離短縮されて三冠開幕戦が無事スタートしました。
1.8倍と圧倒的な人気に支持されたティズザロウが、発馬を決め
3番手外めの絶好位をキープするや直線に向いて追い出されると
アッという間に4馬身近く抜け出しす圧勝で一冠を制しました。

場内実況の「ザ・ニューヨークヒーロー!」の連呼が無観客の
スタンドに響き、馬産地としてはマイナーなニューヨーク州が
産んだ138年ぶりのクラシック馬であり、コロナ禍と苦闘する
州民の「希望の星」が誕生したことを、告げているようです。
新種牡馬リーディングを、三冠馬アメリカンファラオと争った
種牡馬王タピット直系のコンティステューション初年度産駒で
先行できて、追われてまた伸びるアメリカンな走りが印象的!
次走は日程が前倒しされダービー最重要前哨戦にのし上がった
「真夏のダービー」G1トラヴァーズSから本番に向かいます。

日曜の東京競馬場、テレビ画面を通じてですがベルモントSの
まるでリプレイ映像を見せられるような光景に遭遇しました。
カフェファラオが、芝スタートを苦にする様子もなく、外めの
3番手と、ティズザロウとまったく同じようなポジションから
鞍上のゴーサインに鋭く反応すると、一瞬で後続勢を突き放し
最後は流す余裕を見せながら5馬身ちぎる圧勝劇を演じました。
怪物ルヴァンスレーヴのレコードを破る文句ない内容でした。
「ザ・トウキョウヒーロー」の新称号が良く似合う勇姿です。

世界中のホースマンが、熱い視線を注ぐアメリカンファラオの
初年度産駒でトレーニングセール47万5000ドル≒5200万円と
素人目にも、極めてフェアに思える価格で落札されています。
三冠馬育ての親であるボブ・バファート師も一目置く素質馬!
現状では、この馬がファラオ産駒の世界最強かもしれません。

これでカフェファラオはケンタッキーダービーポイント争いの
トップに立ち来月のジャパンダートダービーを残していますが
順当ならチャーチルダウンズへの道が大きく拓けて来ました。
「ザ・ニューヨークヒーロー」VS「ザ・トウキョウヒーロー」
また「コンスティテューション」VS「アメリカンファラオ」と
二重三重の夢の対決が見られるかもしれません。