3歳マイル王決定戦=G1NHKマイルCは、今年のメンバーでは
マイラー血統の双璧、リアルインパクト産駒のラウダシオンと
ダイワメジャー産駒レシステンシアの一騎打ちとなりました。
鞍上もデムーロVSルメールとあって、後続馬になし崩しに脚を
使わせる絶妙ペースを創り出し、つけ入るスキを与えません。

ダイワメジャーはNHKマイルC3勝の実績を残す安定株ですが、
ラウダシオンの父リアルインパクトは、ディープインパクトの
初年度産駒で、3歳にして安田記念を勝った名マイラーとして
歴史に名を刻みました。3歳馬の安田記念勝ちはG1格付け以降
唯一の快挙!ラウダシオンの勝利もディープインパクト孫世代
初の快挙!ディープインパクト系G1初勝ち名乗りになります。
どこまでも、歴史に名を残す機会に恵まれた一族のようです。

リアルは競走馬としては、少し伸び悩んだ時期もありましたが
新天地オーストラリアへ遠征しG1ジョージライダーS制覇など
ディープインパクトの名を遥か南十字星の下に轟かせました。
スタッドイン後は日本よりは、むしろオーストラリアで人気で
社台SSにおける種付け料80万円の、倍近い1万9250AUSドル
≒156万円で迎えられました。評価の高さが伝わる値付けです。

母系に伝わる血もスピード志向が強く兄アイルラヴァゲインは
オーシャンSなどに7勝した個性派スプリンターとして鳴らし、
半姉ウィルパワー(父キングカメハメハ)は、安田記念で強敵
アーモンドアイに不利があったとは言え、真っ向勝負で打倒し
マイルチャンピオンシップと合わせて、春秋マイルG1を制覇の
インディチャンプ、シルクロードSのアウィルアウェイ兄妹の
母として売り出し中の名繁殖牝馬!
どこを切っても、マイル適性しか出て来ない!血統地図です。

先週は土曜の京都新聞杯でキズナの孝行息子ディープボンドが
ダービー父子制覇に名乗りを上げ、日曜にはマイラーの申し子
ラウダシオンが安田記念に向かうなら、これも父子制覇挑戦と
ディープインパクト後継戦争が一段と熾烈さを加えています。
この戦い、この先の競馬の興味深い見どころになりそうです。