土曜は、西で京都新聞杯、東でプリンシパルSが行われました。

ともにダービー最終便の位置付けです。その泣いても笑っても

最後のダービーチケットを、晴れて奪取する幸運に浴したのは

京都新聞杯ではディープボンド。ここからダービー馬の栄冠に

飛躍した父キズナの跡を追うように父子制覇を決めています。

 

かつては菊花賞の前哨戦として行われ、現行時期に移設された

2000年以降は勝ち馬からアグネスフライト、キズナ、昨年は

レッドジェニアルにハナ2着で賞金加算のロジャーバローズが

ダービー馬の栄光を射止めています。2着に涙を飲んだ馬には

ハーツクライ、インティライミ、サトノラーゼンが名を連ねて

ダービーとは、けっこうユカリの深いレースとなっています。

 

キズナは交流も含めると早くも6頭目の重賞馬を輩出しました。

1200m、1600m、1800m、2000m、2200mと幅広い距離に

対応でき、芝もダートもこなすとなると、ディープインパクト

後継のトップランナーとしての期待は膨らむばかりでしょう。

残るはG1を制するような天下を轟かす底力を、いつ示すのか?

それがダービーの父子制覇だったら、大変なことになります。

 

プリンシパルSでゴール前の追い比べを制したビターエンダーは

共同通信杯ハナ差2着を含め「東京の鬼」的様相を漂わせます。

楽しみな伏兵が現れて来たものです。

父オルフェーヴルは、ここまでG1・4勝を含め重賞10勝を上げ

下落を続ける種付料や種付数に異議を唱える最近の活躍ですが

ただ10勝中8勝までが牝馬によるもので、フィリーサイアーの

面影が色濃く宿っています。圧倒的に牡馬軍団の活躍が際立つ

父ステイゴールドとは真逆ですが、青葉賞をレースレコードで

快勝したオーソリティが故障で脱落したのも痛かったですね。

三冠馬の血を繋ぐためにも牡馬勢の奮起が欲しいところです。

 

しかしコントレイルやサリオスを筆頭に王道路線を歩んで来た

馬たちが強いのも確かなようです。他路線から乗り込んで来る

伏兵陣が天晴れ!「ダービーの星」と輝くのか?

また、無観客競馬という尋常ならざる状況で進んでいる今年の

クラシックが果たして後世にどんな影響を及ぼすのか?

いろいろな意味で目が離せないダービーになりそうです。