イギリス、フランス、ドイツ、イタリアなどヨーロッパの競馬

主要国が次々開催中止を決断する中で、無観客競馬で孤軍奮闘

してきたアイルランドも遂に中止に踏み切りました。

ヨーロッパ競馬は残念ながら壊滅状態です。この状況を受けて

競馬などのスポーツとベッテイング(賭け事)の専門紙大手の

「レーシングポスト」が今日を最後に当分休刊するそうです。

 

「親愛なる読者の皆さんへ」と題したトム・カー編集長からの

メッセージは「とても悲しい発表をしなければいけません」と

書き出され「木曜(26日)に発行される新聞を最後に一時的に

発行を中止(休刊)することになりました」と続けられます。

レーシングポストは、1986年にモハメド殿下の手で創設された

比較的新しいメディアですが、得意分野の競馬情報においては

イギリスとアイルランド中心に、世界中に張り巡らした緻密な

取材ネットワーク、豊かで高い見識と深い洞察力に裏付けられ

スタイリッシュな編集力で、世界各国のホースマンやファンに

大きな影響力を及ぼし、リーダーシップを発揮してきました。

 

日本のファンにとっては「世界に向けて開かれた窓」のような

貴重な役割を果たしてくれたメディアでした。

日本開催のレースも重賞はその日のうちに発信されていますし

ディープインパクトなど注目情報も日本本国に負けないくらい

フレッシュで詳しい情報が掲載されています。日本関連情報を

レーシングポストで知る、なんてことも珍しくありません。

競馬が行われている場所であれば、世界中どこであれ、彼らは

出かける労を厭わず、必要とあらばネットワークを結びます。

 

話が横道に逸れましたが、カー編集長は、こう続けます。

「競馬が中止になっても、私たちはあなたたちのスポーツへの

情熱を知っており、正確な情報を出し続ける必要があります。

新型コロナウイルスの感染拡大についてのニュースが続く中で

誰かの気晴らしになってくれれば、と願っています」と。

新聞は休刊しても電子版は引き続き継続してくれるそうです。

競馬を愛するファンのために!すべてのホースマンのために!

良かったです。ホッとさせられました。有り難いことですね。

「私たちは読者のためにここにいます」と凛々しく語りかける

カー編集長に再び紙面で会える日が待ち遠しくてなりません。