ゴールドシップは11年の函館デビュー。新馬、OPコスモス賞を
連勝しG3札幌2歳Sに臨みますが、ここが癖馬ゴールド伝説の
序章となり出遅れて最後方に置かれます。直線に向いてやっと
エンジンがかかり怒濤の追い込みを見せたもの、好位を巧みに
立ち回ったグランデッツァの完成度の高いレースぶりに阻まれ
半馬身残されて2着に敗れています。負けて強しの内容でした。

その因縁レースに出走したサトノゴールドは芦毛の馬体も父に
瓜二つなら、同じ須貝尚介厩舎で今浪隆利厩務員に手がけられ
函館1800m新馬戦を勝ち上がったのも同じデジャブ(既視感)
ホース。この似た者父子、なにも出遅れまで似なくて良いのに
案の定出遅れて最後方からの競馬を余儀なくされます。しかも
直線で強烈に追い上げ2着に食い込んだのも父とまったく同じ。
デジャブ感漂う振る舞いは、ファンを喜ばせてくれそうです。

勝ったブラックホールは、410キロ台と父とは似ても似つかぬ
小柄な馬でも、威張って走るような威風堂々としたプライドの
高さが好ましく映ります。抜け出すときの一瞬の脚の俊敏さも
共同通信杯で玄人を唸らせた父を彷彿させるものがあります。
両馬とも、まだ荒削りな印象が強いですが、順調に成長すれば
大物に化けるポテンシャルを秘めていると思えます。とは言え
この両馬を除けば、ここまでデビュー済みの他の15頭の実績は
0-0-3-24と散々で、強調材料に乏しい内容に終わっています。

種牡馬ゴールドシップは「大ホームランか?空振り三振か?」
血統構成が相似したオルフェーヴル産駒達が、G1を勝つ一方で
勝ち上がりに苦労する仔も多いムラな、一発長打タイプとして
知られますがゴールドシップはそれ以上の可能性もありそうな
超荒波級一発長打型として名を残すかもしれません。