世界中で話題を集める期待の新種牡馬アメリカンファラオは
ヨーロッパやアメリカで産駒が早々と勝ち上がり、その中には
大物級と噂の馬もいて、注目度は過熱気味になって来ました。
アイルランドの名門エイダン・オブライエン厩舎が送り込んだ
モナークオブエジプトは、デビュー戦の勝ちっぷりも秀逸!で
順調なら来月中旬に開幕するロイヤルアスコットの名物レース
G2コヴェントリーSに姿を現しそうですが、ブックメーカーの
前売りオッズは抜けた1番人気となっており本当に勝つようなら
アメリカンファラオ・フィーバーが世界中で沸騰しそうです。

JRAの新馬戦は、ダービーの翌週にならないと始まりませんが
地方では、馬産地・門別を中心に大きく盛り上がっています。
ジャスタウェイなど昨年の新種牡馬陣はJRA重賞未勝利が続き
年が開けた3月末の毎日杯で、ようやく初勝利を上げましたが
その立役者は、誰もが想像もしなかったケープブランコ産駒の
ランスオブプラーナが大穴級の番狂わせを演じて見せました。
世界の頂点に君臨する帝王ガリレオの血が、唯一不毛の地と
言われた日本で2代目のフランケルやケープブランコ、3代目
ドーンアプローチと徐々に馴染んできたのは心強い限りです。

それはさておき今年の新種牡馬軍団は、ニホンピロアワーズを
一番槍に、マジンプロスパー、ワールドエースなどが次々続き
評判が高かったマジェスティックウォリアー、トゥザワールド
カレンブラックヒルは各2勝を上げ好調な出足を見せています。
ニホンピロアワーズは、2年目から種付け数を減らし始めており
マジンプロスパーに至っては既に用途変更で乗馬になっている
マイナー種牡馬ですが、ともに古馬になって持ち味を発揮して
高齢になるまで頑張り続けた成長力豊かなタイプだっただけに
息の長い活躍が期待できそう。トゥザワールドは昨年産駒達が
デビューした全兄トゥザグローリーがJRA初勝利まで110連敗を
喫しており、期待と不安とが半分半分でしたが、さすがに名血
フェアリードール牝系の奥深い底力を見せ、早くも2勝をマーク
早々フレッシュサイアーランキングの上位を賑わせています。

幸先良くスタートダッシュを決めた今年の新種牡馬軍団ですが
種付け数が多く大きな嫌いが寄せられている真打ち級キズナや
エピファネイア、人気者ゴールドシップや全兄トーセンラーが
急激に産駒成績を伸ばしているスピルバーグなど注目の面々は
これからが本格的な始動期を迎えます。現在の好調を維持して
近年最高のヴィンテージイヤー(豊作)となるか楽しみです。