10連休中にダービー最終切符をかけたG2京都新聞杯を勝った
レッドジェニアルが「令和最初のJRA重賞馬」に輝きました。
欧州でも日本流に言えば「令和最初のクラシック」が開幕して
エイダン・オブライエン厩舎が、2000ギニー、1000ギニーを
連勝して幸先の良いスタートを切りました。昨季は厩舎全体が
感染症に襲われる不幸などで不本意なシーズンを送りましたが
一冬を越して復活してくるあたり、さすがに名門の底力です。

厩舎3連覇のかかった2000ギニーを快勝したマグナグレシアは
父インヴィンシブルスピリット、母父ガリレオの血統でした。
1000ギニーのエルモッサはガリレオの娘です。今年21歳になる
種牡馬王ガリレオは老いてもなお盛んで、父として母父として
もはや完熟の高みを極め神々しいまでの風格を放っています。

日本風に数えて、平成2年(1990年)にサドラーズウェルズが
リーディングサイアーの座に就き、1年置いて13年連続で王座に
君臨し続け、18世紀のハイフライヤーのヨーロッパ記録を破り
平成20年(2008年)に始まったガリレオ時代は、父同様に1年
置いて9年連続で通算10回の記録を更新中。この偉大な父子は
平成年間に実に24回もチャンピオンの座を堅守してきました。
令和が進めば、ガリレオの息子たちの時代になるのでしょうが
早くもエネイブルを出したナサニエルがフランスで2年連続して
チャンピオンに輝き、3代に及ぶ王者の兆候を現わしています。
フランケルも世代の駒が揃い父を脅かす存在になっています。

日本における血統事情も良く似ており、サンデーサイレンスが
平成7年(1995年)から13年連続、息子のアグネスタキオンと
ジェニアルの母父にその血を残すマンハッタンカフェを挟んで
ディープインパクトが7年連続チャンピオンベルトを手放さず
平成年間は父子合計で22回も日本の王座を独占してきました。

偉大なるサンデーサイレンス、その絶対後継ディープも今年は
健康上の理由から種付けを休止し来年以降もこれまでのように
250頭を越すような膨大な種付けは手控えられるでしょうから
何年か後には、令和の次世代チャンピオンを巡る熾烈な争いが
ターフに巻き起されます。ヨーロッパ同様に世襲的な継承劇と
なるのか?あるいは新しい血が頂点を極めるのか?興味津々!
元号が変わっても競馬の愉しみは尽きるところを知りません。