先日のドバイターフを楽勝したアーモンドアイは、今や各国の
ホースマンから、32連勝中のウィンクス、凱旋門賞2連覇中の
エネイブルと並んで、世界三大名牝の一角に叙されています。
父が将来のリーディングサイアー有力候補として今をときめく
ロードカナロア、母フサイチパンドラはサンデーサイレンスの
娘で、祖母は名牝セックスアピールとヌレイエフの配合です。

サンデーサイレンスとヌレイエフの配合からは名競走馬にして
繁殖牝馬として大きな成功を収めているトゥザヴィクトリーや
ダートで芝のディープインパクト級の活躍を続け、その父系を
広く伸ばしているゴールドアリュールなどを輩出しています。
自身もG1馬であったフサイチパンドラを加えると、この配合は
極めて高度で成熟度の豊かな鉄板ニックスを形成しています。

ヌレイエフ5×3、ノーザンダンサー5X4の近交が発生しますが
3代母セックスアピールはファミリーNo.1のラトロワンヌ4X5
ハイペリオンの賢母として有名なシリーンの5×5も流れており
ヌレイエフの母であるスペシャルの存在や、パンドラが抱える
ノーザンダンサーやヘイローの祖母であるアルマームードなど
歴史的名牝の血脈を複雑微妙な配列でこれでもかと詰め込んだ
玉手箱のような血統構成をアーモンドアイに贈り届けました。
母系に流れるヌレイエフが、サドラーズウェルズに代わっても
ロードカナロアとの間にスペシャルのクロスが成立しますから
血統構成上の組み合わせの汎用性はさらに大きく広がります。
例えばヘヴンリーロマンスなんかは面白そうに思うのですが。

桜花賞では、同じロードカナロアを父に持つルガールカルムが
アーモンドアイにかなり似通った相似血統構成の持ち主です。
母サンデースマイル2は馬名通りにサンデーサイレンスの娘で
チャレンジCなど全7勝中5勝を阪神で上げたフルーキーを出し
妹も高いコース適性を期待させます。母父ソヴィエトスターは
ヌレイエフ産駒ですから、アーモンドアイに近似しています。

3代母アウトスタンディングリーはBCジュベナイルフィリーズ
はじめアメリカでG1戦線で大暴れした女傑で、その半妹からは
ストームキャットとの間に名種牡馬バーンスタイン、孫世代に
レッドヴァージンなどが出ています。カナロアに流れる母父の
ストームキャットとの相性の良さを、しのばせる良血馬です。
さらに母系をたどると8代母にラトロワンヌの名が登場します。
父ロードカナロアとはヌレイエフ5×4、ノーザンダンサー5X5
といった塩梅に加えてラトロワンヌ系のアシストも強力です。
アネモネSの同期の桜レッドアステルと共に頑張ってください。