きのう巷では、新元号「令和」一色で持ち切りの一日でした。
元号絡みの馬名というと、少し前にショウワモダンという馬が
活躍していました。晩成タイプだったのか6歳になって覚醒し
ダービー卿チャレンジトロフィーを7番人気で穴をあけ次走の
OPメイSはトップハンデの59キロを背負いながら、中団一気の
差し脚で快勝、遂に安田記念でG1の晴れ舞台に上り詰めます。

祖母センリョウヤクシャ、母にユメシバイを持つ血統ですから
凛々しく艶やかな舞台姿がピッタリ来るのも当然でしょうか。
2連勝をフロック視されたか?ここも8番人気の低評価でしたが
東京の長い直線を追い比べの末に競り勝って、父エアジハード
祖父サクラユタカオーに続き父系3代G1制覇を成し遂げます。
種牡馬にはなれず、馬事公苑で乗馬に。不幸な事故で亡くなり
前人未到4代制覇の夢が消えてしまったのは残念でなりません。

「タイショウ」という馬名は多いのですが「大将」「大勝」の
意味合いがほとんどで、不勉強で「大正」を連想させるものは
思いつきません。「明治」とつく「名馬」も少なくないです。
ヒカルメイジはダービー馬ですし、メイヂヒカリは当時はまだ
中山グランプリの名で行われた第1回の有馬記念を勝ちました。

もっともこの両馬は、大衆エンタテインメントの殿堂で有名な
「明治座」再興に力を尽くした新田新作さんの所有馬ですから
たぶん劇場名が馬名の由来になったのでしょうね。新田さんは
力道山とともに日本プロレスを生み出した立役者とも伝えられ
戦後間もない時代に演劇、プロレス、また競馬と当時の庶民の
心のよりどころを創造したエンタテインメントの使者でした。

いずれ「レイワ」を冠する馬がターフに姿を現すのでしょうが
現在、JRAには谷川牧場のオーナーブリーダー馬で羽月厩舎に
在籍中のヘイセイラストという馬がいます。まだ500万下の身
ですが馬名通り「平成ラスト」の勝利を見事に飾れるようだと
一段と盛り上がりそうで、心のどこかで期待してしまいます。