土曜阪神の5R、レッドアクトレスが出走する未勝利1800mは、
14頭立てにかなり質の高い良血馬、素質馬が顔を揃えました。
歴代最強牝馬の伝説に包まれた女王ジェンティルドンナの初仔
モアナアネラは3戦目になりますが、母も新馬を取りこぼした
ことを考えれば、そう悲観的に落ち込むこともないでしょう。
少しずつレース内容が上向きなことからも、血脈に秘められた
底力を爆発させてくれる日が、いずれはやって来るはずです。

初出走とハンデを背負う形のパイオニアプライドはクロフネの
血統で、全姉ホエールキャプチャ、全兄パクスアメリカーナと
G1馬、重賞馬の下という折り紙つき良血馬です。経験馬相手で
楽な戦いは望めないでしょうが名伯楽の誉れ高い角居勝彦師が
出走させてくる限り、何かしらの目論見あってこそでしょう。
その走りっぷりに、名家の秘蔵っ娘の片鱗を見たいものです。
新馬戦で思わぬ伏兵の抜け出しに惜敗したマルシュロレーヌは
アヴニールマルシェなど上が早い時期から手堅く走りました。
シャンタンエドゥーも日本きっての早熟血統ダイワメジャーで
距離が詰まるのも良さそうです。そろそろ連内が見えて来る?

ガラチコはアルゼンチンのG1馬サファリミスを母と仰ぐ血筋。
父ディープインパクト、母の父ノットフォーセールとの配合は
2歳女王で桜花賞の有力候補ダノンファンタジーと同じです。
全妹はセレクトセールで1億1500万円で「ミッキー」の冠名で
知られる野田みづきさんが落札しています。この血統、配合が
お気に入りなんでしょう。ノットフォーセールは祖父カロから
フォルティノに遡る日本の馬場とは親和性が激高の血統です。
自身は既に死没していますが、残された牝駒達の選りすぐりが
ファンタジーの母ライフフォーセールを筆頭にアメリカ移籍で
G1を勝ったミスセレンディピティ、牝馬二冠馬のバラダセール
などが輸入されており、今後アルゼンチン血統が相当に評価を
高めてきそうな雲行き。ディープとのニックスの気配に注目!

レッドアクトレスには、かなり骨っぽい相手かもしれません。
兄サトノラーゼン、サトノクロニクルも使われながら力をつけ
気がついてみればラーゼンは京都新聞杯を制覇し、ダービーの
桧舞台で2着しており、クロニクルも同様の蹄跡を刻みました。
順調に使えるのが何よりの成長エネルギーに化学変化を起こす
血統なのでしょう。一歩また一歩、馬体や気性の成長とともに
ゆっくりでも出世の螺旋階段を上ってくれると嬉しいですが。