ステイゴールドの無双ぶりが止まりません。正月明け早々から
ウインブライトが中山金杯で今年の重賞勝ち第1号に輝いたかと
思えば、月末の愛知杯は単勝31.8倍の8番ワンブレスアウェイが
上がりの決め手勝負を見事に差し切り2勝目、リーディングでも
絶対王者ディープインパクトに次ぐ2位と絶好調のスタートを
切りました。しかし4年前に急死してラストクロップの3歳馬が
たったの1頭しかいない陣立てでは、遠からずロードカナロアや
キングカメハメハが追い抜くのは時間の問題と思われました。

ところが2月に入っても、減速どころか、その勢いは増す一方で
東京新聞杯でインディチャンプが、近々のG1制覇を予感させる
圧巻の勝利。小倉大賞典はスティッフェリオが福島記念からの
連勝を決めて、父にJRA通算99勝目と大台100勝の金字塔まで
あと一歩に迫る!殊勲の大金星をプレゼントしてくれました。

重賞100勝の大台を越えた種牡馬は、歴代で4頭しかいません。
サンデーサイレンスとディープインパクトの父子、シンザンで
知られるヒンドスタン、そしてキングカメハメハがそれです。
ステイゴールドは、ノーザンテースト、パーソロンなどの歴代
リーディングサイアーを既に越えてしまったのには驚きます。
通算の勝利数は、現在1040勝で歴代18位にとどまっています。
ステイゴールドには、重賞に滅法強い血脈が流れているとしか
言いようがありませんね。サンデーサイレンスの血の偉大さは
当然としても、ステイヤー血統に生れながら気性の激しさから
マイラーとして成功した母の父ディクタスの影響も濃厚です。

ディクタスの代表産駒サッカーボーイが競走馬としては非凡な
マイラーとして、種牡馬として我が国屈指のステイヤーとして
大成功を収めました。これを「先祖返り」と呼ぶ人もいますが
ステイゴールドの一流馬は三冠馬オルフェーヴル、天皇賞春を
連覇のフェノーメノ、有馬・宝塚のグランプリ3連覇を含むG1
6勝のゴールドシップ、障害王オジュウチョウサンと無尽蔵の
スタミナにモノを言わせる問答無用の圧勝型が多いようです。

さて重賞100勝の金字塔を樹立するのは、どの馬でしょうか?
今週はウインブライトが中山記念に挑みますが、このコースは
7戦4勝2着2回と自分の庭のように、自在の機動力を武器にして
昨年の中山記念もドバイ遠征組など強豪相手に快勝しました。
本音を言えば、レッドローゼスが遂にオープン入りを果たして
重賞を、その視界に捉えるところまで成長してくれましたから
記念すべき100勝目はこの馬で、と勝手に夢想していましたが
思っていたより、ステイゴールドの進撃が早かったようです。
ローゼス重賞制覇のお楽しみは、先に残しておきましょうか。