春もまだ浅いのに、競馬は世界中で大賑わいを呈しています。
土曜はオーストラリアで「サザンクロスの女帝」ウィンクスが
30連勝の金字塔を打ち立てファンを大喜びさせてくれました。
日曜は日本のG1初め・フェブラリーSが入場人員、売上ともに
昨年を大幅に上回る盛況を見せましたが、香港シャティンでも
G1レースが2つ開催されて、当代最強マイラーと世界が認める
ビューティージェネレーションが威風堂々と姿を現しました。

香港馬は昨年暮れの国際競走デーで行われた4つのG1を総ナメ
日本馬はじめ世界各国からの強豪遠征馬を蹴散らしています。
中でも香港マイルに出走したビューティージェネレーションは
日本馬ヴィブロスを3馬身突き放す完勝で、その力がワールド
クラスの頂点を極めるレベルに位置することを証明しました。
その後も彼は年明けスチュワーズCで上がり馬コンテを一蹴!
昨日のクイーンズシルヴァージュビリーCと立て続けにG1制覇
昨年からの連勝を7に伸ばしました。先行して衰えない末脚は
もはや円熟の境地、順調なら安田記念参戦プランも浮上しおり
世界最強マイラーをライブ観戦するチャンスがありそうです。

もう一つのG1香港ゴールドCは、暮れに香港ヴァーズを勝って
スプリント王国香港にあって、弱みとされてきた中長距離界の
ホープにのし上がったエグザルタントが、後方から捲り一閃!
4コーナー先頭の強すぎる競馬でヒーロー誕生を告げています。
デビューはアイルランド、2連勝から挑んだ愛2000ギニーでは
英2000ギニー馬チャーチル、後にドバイワールドCを圧勝した
サンダースノーに続く3着に大健闘しています。香港競馬自体の
右肩上がりの好況に支えられて、海外輸入馬達の質そのものが
ハイレベル化したのも、強い香港馬の背景にあるのでしょう。
ちなみにビューティージェネレーションはオーストラリア産で
クラシックのローズヒルギニーで2着した実績を残しています。

両馬に共通するのはクラシックが終わると早々に香港へ移籍し
若いうちから環境に慣れさせることです。馬産なき競馬大国の
知恵でしょうか?今年からは中国本土に広大な芝の坂路までを
備えたトレセンを建設し施設面、調教面でも充実の一途です。
香港馬はまだまだ強くなりそうです。日本競馬も更に積極的に
改革に取り組まないと置いていかれかねない心配もあります。