今年のG1初めフェブラリーSは、昨年の最優秀ダートホースに
輝いたルヴァンスレーヴこそ休養中ですが実績豊富なの強豪馬
新進気鋭の上がり馬が揃い見応えのある一戦になりそうです。
目下6連勝中と破竹の勢いに乗るインティは内容も素晴らしく
未勝利から順に7馬身、4馬身、4馬身、10馬身、5馬身とほぼ
ワンサイドな圧勝劇、G2東海Sは2馬身に差が縮まりましたが
レースレコードのオマケ付きで完勝と言って良い走りでした。

父ケイムホームは、JBBA静内で長らく繋養されて来ましたが
昨年から九州に都落ち(?)最盛期は種付け料200万円を誇り
日高最多の175頭も牝馬を集めた期待種牡馬も年々下降を辿り
一昨年は10万円でも16頭に落ち込みました。これが九州移動で
32頭に倍増。今年はインティの大活躍という神風が吹き荒れて
倍々ゲームを達成しそうな勢い!九州産馬のレベルアップには
ケイムホームの復活がまたとない好機として貢献しそうです。
九州産馬の桧舞台は小倉2歳OPの「ひまわり賞」佐賀競馬場の
交流戦の3歳の「霧島賞」、3歳以上の「たんぽぽ賞」があり、
そこでの活躍馬は九州産とはいえ、北海道まで牝馬を輸送して
テイエムオペラオーなどを付け九州で生まれる「持込み馬」が
威勢を振るって来ました。ケイムホームが「純正九州産馬」を
輩出、これらレースを席巻する期待もバイバイで高まります。

歴史に名を残す最強の九州産はゴールドイーグルでしょうか?
父カブトシローの血統で宮崎で生産され大井に入厩しました。
ハイセイコーとは同期の間柄、彼が大井1000m新馬で59秒4の
レコードで8馬身ちぎり捨て「怪物現わる!」と評判を呼ぶと
遅れてデビューのイーグルも同条件で59秒6と時計は負けても
17馬身差の伝説的圧勝で「怪物にライバル出現!」と巷に噂を
拡散します。生涯唯一の直接対決は大井のゴールドジュニア!
逃げるイーグルに2番手から並びかけアッという間に10馬身も
突き放す完勝で決着をつけます。怪物が500キロを越す雄大な
馬格を誇ったのに対して、イーグルは父譲りか420キロ程度と
貧相な馬体で抵抗する姿に九州産馬の意地が宿っていました。

中央に移籍したハイセイコーが皐月賞を無敗のまま勝つなどし
日本中を熱狂の渦に巻き込んでいた頃、イーグルは牧場に移り
傷ついた脚を癒す日々の連続。年が明け東海公営に転籍すると
当時は中京開催で行われていた芝レースで奥底に眠れる才能が
覚醒します。が、またも脚部難に見舞われ2年近く休養する間に
終生のライバルはターフを去り、イーグルは新たな宿敵を求め
中央に移籍。大阪杯ではホクトボーイやエリモジョージなどの
天皇賞馬を打倒し、マイラーズCにも連勝して非凡なスピードを
満天下に披露します。次走の天皇賞春では貴公子テンポイント
その宿敵グリーングラスに次ぐ3番人気に支持されたほどです。

華麗に逃げて見せ場は創ったものの脚部故障で最下位に大敗。
これが九州産史上最強馬のラストランになってしまいました。
このゴールドイーグル(金の鷲)を超える馬が、九州の地から
出現するか?復活ケイムホームの奮起を待ちたいと思います。