日曜の京都新馬戦でヨーロッパ新種牡馬チャンピオンに輝いた
ノーネイネヴァーが日本初上陸!産駒のユニコーンライオンが
540キロ級の雄大な馬格を誇示する巨漢に似合わず、いかにも
この血統らしいクレバーな立ち回りで、初勝利を飾りました。

実はこのレースにはレッドアクトレスも出走していたのですが
巨漢馬の変幻自在な立ち回りに翻弄され、勝負どころで進路を
失い惜しくも3着に敗れました。420キロと小柄な牝馬ですから
ちょっと可哀想なレースでした。ダービー2着馬を半兄に持ち、
成長力に定評のあるスクリーンヒーローを配合されましたから
どちらか言えば、これから先こそが楽しみな血統馬でしょう。

ユニコーンライオンは偉大なノーザンダンサーに遡る血ですが
名馬から名馬へ繋ぎ、仕上がり早く2才時には高い完成度を示す
一流馬を次々輩出、世界中で羨望の的となっている父系です。
ノーザンダンサーの時代には、グレード制がなかったのですが
彼は2歳時9戦7勝2着2回と、傑出した能力を発揮しています。
産駒のストームバードは5戦5勝でG1デューハーストSを勝ち、
代々の子孫はストームキャット、ヘネシー、ヨハネスブルグと
繋いで、さらにスキャットダディからノーネイネヴァーに至る
6代連続で2歳時にG1勝利を収めた飛びっ切りの早熟一族です。
ノーネイネヴァーは、初年度産駒からテンソヴリンズが早々と
G1ミドルパークSを勝って、既に7代連続記録を更新しました。

ユニコーンライオンは母系も素晴らしく半兄ジワウシグナルは
フランス2歳G1モルニ賞の勝ち馬です。一口クラブで募集され
総額2億円!と超破格プライスが付いたのも納得でしょうか?
6月開催のロイヤルアスコットを大得意の舞台としているように
当然2歳時の早くから大活躍する一族ですが、配合によっては
スキャットダディが昨年の米三冠馬ジャスティファイを輩出し
クラシック戦線で十分に通用する奥の深さを証明しています。
そうこう言っているうちにもクラシックの足音が近づきます。
ここからが完成度の高さと成長力のしたたかさがシノギを削る
早熟血統VSクラシック血統の熾烈な戦いに突入していきます。