今週は盛大に3日間開催。その最終日に組まれている京成杯は
いささか地味なイメージを持たれがちな重賞になっていますが
古くはスピードシンボリ、アローエクスプレス、テスコガビー
など錚々たるスターホースを輩出した正月の人気番組でした。
とくに70年代は華やかでコーネルランサー、クライムカイザー
ラッキールーラ、サクラショウリと4頭のダービー馬を生み出し
その後しばらく鳴りを潜めましたが、21世紀に入って復権して
キングカメハメハ、エイシンフラッシュが頂点を極めました。

キングカメハメハは生涯8戦7勝、京成杯が唯一の敗戦でした。
今年はそのキングカメハメハを父と仰ぐランフォザローゼスと
母父に抱えるシークレットランが前走に続く一騎打ちムード?
レコード決着だった同じ舞台の葉牡丹賞は、伸び伸びと自由に
外目を走ったシークレットが差し切りましたが、ローゼスには
勝ち馬に勝負どころで押圧される不利もあり狭い馬群を割って
追い込んだ1馬身の着差ほどの力量差はないように見えました。
今度が正念場、有利不利のない正々堂々真っ向勝負の場です。

このライバル2騎は血統構成も似ていますが、牝系をたどれば
曽祖母にダイナカールがおり、祖母が姉妹同士、お互いの母は
従姉妹の関係です。ダイナカール一族の同ファミリーですね。
この牝系はエアグルーヴが余りにも傑出した存在であるために
一口にエアグルーヴ系と称されることが多いのですが、彼女の
姉妹も頑張っており、その枝葉を急速に広げています。いずれ
ダイナカール牝系として確立され、その絶対的中枢に君臨する
エアグルーヴ一族という位置付けになって行くのでしょうか?

はじめは細かった川も、時の流れの中で徐々に支流群を集めて
やがて勢い良く淀みなく滔々たる悠久の流れへ成長する大河の
趣をたたえています。大河が流れ込む先は世界という名の海!
ダイナカール系が世界挑戦の一大勢力へ育つ日が楽しみです。
その日が来るまでシークレットランもランフォザローゼスにも
夢に向かって走り続け、負けられない戦いの日々が続きます。