スプリンターズS連覇の金字塔を打ち立てたレッドファルクスが
引退の花道に選んだG2阪神Cは、距離1400mとなんとも微妙な
設定になっています。微妙なというのは1200mより200m長い
スプリント戦なのか?1600mより200m短いマイル戦なのか?
国際的には、アメリカ・カナダではスプリント戦に区分されて
それ以外のヨーロッパなどはマイルにカテゴライズされます。
日本ではファンのイメージとしてはスプリント戦でしょうか?

今年でまだ13回目と新しい重賞ですが、過去の傾向としては、
連覇馬が3頭出てリピーターが多いのが特徴。3頭の顔ぶれは、
短距離王キンシャサノキセキ、マイラーのリアルインパクト、
1400m重賞3勝のスペシャリスト・サンカルロと個性も様々!
1番人気は2勝だけで的が絞りにくいのも特徴に挙げられます。
スプリントか?マイルか?その答は、謎に包まれたままです。

海外の1400m戦は凱旋門賞当日のフォレ賞、オーストラリアの
ウィンクスSなどが有名で、日本同様に境界線が曖昧なのですが
強豪馬が目標レースの前哨戦として使う傾向も強いようです。
歴史的名マイラーのゴルディコヴァはBCマイル3連覇の偉業の
女傑ウィンクスは4連覇したコックスプレートへの叩き台として
これらのレースを走っています。現時点で世界No.1マイラーと
広く認められている香港馬のビューティージェネレーションも
クイーンズシルヴァージュビリーCなど1400m戦を中心にして
大レースの試走として使われる傾向が目立っているようです。

今年の阪神CはG1馬5頭が顔を揃えた豪華版。タイプも多彩で
スプリンター代表格のファルクス、マイルに実績を残している
サトノアレス、ケイアイノーテック、ジュールポレールなどの
ディープインパクト三銃士、G1勝利はまだですが超堅実無比な
ワントゥワンを加えればディープ四天王の強力ラインが誕生!
ファルクスにとっても楽な相手ではないでしょうが、なんとか
G1連覇の英雄らしく、誇り高い戦いを演じてほしいものです。

阪神Cのもう一つの特徴は、古馬混合のG2レースではG1並みの
定量戦として施行されるのは、お盆の季節の札幌記念と歳末の
このレースだけ。その分賞金もちょっと高めに設定されており
「G1に一番近いG2」と言えるかもしれません。この時期には
海を渡る香港スプリントくらいしかG1レースがありませんから
最後の花道を飾るには、最高至高のレースだろうと思います。