ダート王決定戦のチャンピオンズCは、10月に盛岡で行われた
交流G1マイルチャンピオンシップ南部杯で古馬勢を撃沈させた
ルヴァンスレーヴを総大将格に、交流頂上戦JBCクラシックで
2着に突っ込んだオメガパフュームなど、3歳馬の前評判が高く
古馬勢は大駒ゴールドドリームを体調不安で欠いたメンバーで
もっぱら成長力込みで3歳軍団に注目が集まっているようです。

前身であるジャパンCダート時代には、クロフネ、カネヒキリ、
アロンダイトが3歳の若さで、堂々と古馬勢を撃破しています。
中でもクロフネの2分05秒9と今も残る日本レコードで7馬身差
ブッチギリの圧勝劇の怪物伝説は、長く伝えられてきました。
カネヒキリが3歳で天才ぶりを発揮して、2年余りの休養を経て
2度目のJCダート制覇には、競馬神の降臨かと感動しました。
アロンダイトも故障がなければダート王に長く君臨したはず。
彼らが図抜けて強い馬だったのは素直に認めざるを得ません。

JRAのルールでは、1600m〜2199mの距離で行われる場合は、
例えば最初の混合G1安田記念では、3歳54キロ、古馬58キロと
4キロ差あったものが、9月には3キロ差、10月からは2キロ差、
12月には1キロ差へと徐々に縮小される決まりになっています。
チャンピオンズCは、前身のジャパンCダートが東京2100mで
行われていた時代には、11月開催でしたから55キロと古馬とは
2キロ差の恩恵があったのですが、08年に阪神に移設され1週間
先送りされたことから、その後12月開催が定番になりました。
開催時期移設以降は、3歳馬の勝利がバタッと止まった事実も
否定できません。たった1週間のズレで何が起きているのか?

3歳56キロVS古馬57キロ、と1キロ差の攻防に変化しました。
そこから3歳の苦闘の歴史が始まったと言えないでしょうか?
ルヴァンスレーヴは、父シンボリクリスエスから馬格に恵まれ
パワーに秀でた良さを譲り受けています。わずか1キロくらい
差が縮まったところで、苦にもしない可能性はありそうです。
でも、たかが1キロ・されど1キロ、競馬の奥は深いようです。