今年のジャパンCは外国馬2頭が参戦します。海を渡ってくる
彼らには長距離輸送と長く厳しい検疫、加えて何より初体験の
日本の馬場と三重のハンデを課せられますが、輸送に関しては
外国馬のほとんどは遠征は日常茶飯事ですから慣れています。
サンダリングブルーなんかは、この3ヶ月ほどの間にイギリス、
スウェーデン、カナダを回り、日本は実に4カ国目になります。

早くからジャパンC参戦を熱望してアピールに努めてきました。
陣営の夢が叶って燃えに燃え、出走馬中一番熱いのは彼かも?
この馬はインターナショナルSで後方からゴール前追い込んで
ディープインパクトのサクソンウォリアーを差し切った末脚に
東京適性の片鱗を感じさせていますが、しかし馬場適性だけは
走ってみないと分からないというのが正直なところ本音です。

カプリは戦歴を見る限り一級のポテンシャルを秘めています。
今やレーティング130ポンドと世界一タイのクラックスマンや
英ダービーを戴冠したウイングオブイーグルス、仏ダービーで
短頭差の2着惜敗のヴァルトガイストなど同期の強豪連中を破り
昨年の愛ダービーを制覇した実力馬。これにとどまらず次走の
英セントレジャーでは、G1戦線の常連馬クリスタルオーシャン
今季5戦5勝でステイヤーの頂点に立ったストラディヴァリウス
直後にメルボルンCを撃破のリカインドリングなどをまとめて
撫で斬っています。振り返れば超ハイレベルなレースでした。

今季は緒戦のG3アレッジドSを勝ち、飛躍が期待されましたが
所属のオブライエン厩舎を襲った感染症の影響で順調さを欠き
復帰が秋にずれ込み、叩かれながら良化途上にある現状です。
それでも凱旋門賞はエネイブルから3馬身ほどの5着でしたから
ポテンシャルの成せる業だったのでしょう。そろそろ走り頃?

「ガリレオは東京不向き」というジンクスを吹き飛ばすような
快走を披露できるでしょうか?昨年出走の同じガリレオ産駒で
同じオブライエン厩舎から同じ鞍上ライアン・ムーアで臨んだ
アイダホが、大きく出遅れながら直線だけで5着まで追い上げた
パフォーマンスを見る限りは、ジンクスも都市伝説なのかも?
馬券ファンには悩みどころの多い外国馬ですが、さて今年は?