日曜京都の外国人騎手11連勝が、大きな話題を呼んでいます。
海の向こうの競馬先進国で、一流の技術を発揮してきた彼らが
日本を舞台に大活躍するのも当然と言えば当然、驚けません。
今週から世界のクールモアを代表するライアン・ムーア騎手や
昇竜の勢いゴドルフィン主戦のウィリアム・ビュィック騎手も
参戦しますから「外国人騎手天下」は当分の間続きそうです。

歴史を遡れば、この国は1000年以上も前から大陸の文物に学び
渡来人などから技術を吸収して成長の原動力にしてきました。
明治維新の昔、世界の潮流から大きく取り残されていた日本が
国を挙げ新産業の創出と育成を目指す「殖産興業」の理念の下
欧米を中心として様々な分野の先進的な知識や技術の持ち主を
「御雇(おやとい)外国人」の名で招聘した歴史があります。

行政、経済、産業、文化など多岐な分野で日本近代化に携わり
彼らが果たした役割と貢献の大きさは言うまでもありません。
近代競馬の発展も、そうした分野の一つだったのは無論です。
その遺産(レガシー)の多くは、今や固有の技術や文化として
この国に定着し浸透し、すっかり暮らしに溶け込んでいます。
長い歴史の中で生まれてきた騎馬民族と農耕民族の深い暗溝は
一朝一夕に乗り越えられないでしょうが、馬術の振興を含めて
馬そのものと親しむ機会の裾野を広げる努力が必要なのかも?
「外国人騎手」問題は、それくらい大変な課題だと思います。