28連勝!内G1を21連勝と途方もない記録を更新中の絶対女王
ウィンクスが今週土曜ムーニーバレー競馬場に姿を現します。
今回の舞台は彼女自身が目下3連覇中のG1コックスプレートで
勝てば、前人未到の4連覇!トンデモナイ大記録が実現します。

このオーストラリア中が国を挙げて注目の大一番の枠順抽選が
昨夜現地で行われ、ウィンクスは8頭立ての6番枠から栄光への
発進!枠順による不利を考えなくて良い少頭数の競馬ですから
どこでも良かったのでしょうが、悪くない枠に収まりました。
強敵の一つは、ムーニーバレーのコース形態にありそうです。
1周1805mのほぼ四角形で、直線は僅か173mしかありません。
末脚自慢のウィンクスには、かなり悪条件のように映りますが
四角形特有のなだらかなフォルスストレート(偽りの直線)を
生かしての捲りが決まりやすいのも、この競馬場の特徴です。
「捲り一閃」は彼女のお家芸ですから安心して良さそうです。

強敵の第2は「ウィンクス狩」に情熱を燃やす遠征馬の動向。
今季絶好調ゴドルフィンが放つ刺客ベンバトルがその馬です。
ご承知のように、今春のドバイターフで大挙4頭を送り込んだ
ヴィブロス、リアルスティール、ディアドラなど日の丸軍団を
まとめて葬り去ったコワモテのスナイパー、その後もドイツや
オーストラリアでG1勝利を重ねて、「ウィンクス狩」に照準を
合わせて来ました。「一騎打ち」というのが現地前評判です。

第3のポイントは、ジョッキー対決です。ウィンクスは不動の
主戦騎手ヒュー・ボウマンが手綱を執りますが、ベンバトルは
今売り出し中の若手天才騎手オイシン・マーフィーが鞍上に!
ヨーロッパ年度代表馬の最有力候補ロアリングライオンでG1を
4連勝し世界中をざわつかせています。名手ライアン・ムーアも
フランケル産の逃げ馬ロストロポヴィッチで参戦していますが
実はこの3人、短期免許で揃って年内の来日が決まっています。
今回は日本で馬券発売はありませんが目が離せない一戦です。

余談になりますが、枠順抽選会でイギリス人ジャーナリストが
「彼女の28連勝は、平凡な馬しか負かしていない」と発言して
現地のホースマンから顰蹙というより怒りを買ったそうです。
オーストラリアのホースマンは海外遠征よりも国内のファンを
喜ばせることに価値を感じる人が多く、そんな伝統もあってか
ウィンクスもこれまで国内に専念してきました。そのあたりを
指しての懐疑的発言だったのでしょうが、怒れるウィンクスが
その走りで見事に疑惑を晴らすか?見どころの一つでしょう。