昨年暮れ、3年以上のブランクを克服して復帰戦を勝利で飾り
次走は世界最高の賞金総額1700万ドル≒19億円で有名になった
ペガサスワールドCに挑むトーストオブニューヨークが欧米の
ファンを熱狂させています。ファンだけではなく彼を管理する
ジェイミー・オズボーン調教師も大興奮を隠しきれない様子で
「もはや夢の領域を超えている!」と気持ちを高揚させます。

遡ること足かけ4年、2014年のBCクラシックで史上稀な激戦で
ハナ差の2着に敗れたのを最後に競馬場から遠ざかっていた馬。
遥々カタールに渡って種牡馬となったものの純血アラブ生産が
メインのお国柄で決して恵まれた環境ではなかったようです。
そこでオズボーン師の熱血に火がつき、復帰へトレーニングが
始まります。そして信じられないことに3年余り1130日ぶりに
彼は競馬場に戻ってきました。イギリスのリングフィールドで
オールウェザーで格下相手のレースでしたが勝利で飾ります。
さらに信じられないことにオズボーン師とBC後に馬主となった
アルシャカブレーシングは、ペガサスワールドCを目指します。
出走料だけで100万ドル!が必要な大きなリスクが伴います。
「夢を超えた!」という師の興奮も分かるような気がします。

トーストオブニューヨークほど極端ではありませんが、明日の
中山OPニューイヤーSにアデイインザライフが帰って来ます。
一昨年の新潟記念を後方から豪快に差し切って以来のレースで
16ヶ月ぶりの復帰戦です。ドンジリ一気の派手なレースぶりと
ディープ重賞勝馬としては560キロと最重量級の巨漢馬という
愛すべきキャラクターの持ち主でファンの人気も高い馬です。
馬名のアデイインザライフは、ビートルズの名曲が由来ですが
この馬主さんが以前に所有したローリングストーンズの代表曲
繋がりの青葉賞馬ペインテドブラックも人気がありましたね。
ファン心をくすぐるネーミングの巧みさに感心させられます。

ニューイヤーSはレッドスパーダが勝ったこともあるマイル戦
会員の皆さんには思い出深いレースのひとつです。スパーダは
ここから次走の東京新聞杯を制し重賞初勝利を挙げています。
初春らしく縁起モノの名物レース。アデイインザライフは本来
2000m級が得意、脚元と相談しながら、順調に進めるようなら
春の目標はG1大阪杯ということになるのでしょうか?ぜひとも
競馬の至高の醍醐味“夢を超える夢”を見せてほしいものです。